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使いやすくて美味!「もち米玄米」とは

2022.05.12

玄米の豊富な栄養は広く知られていますが、「炊くのが難しい」「パサパサして美味しくない」という声も少なくありません。そんななか、注目を集めているのが「もち米玄米」です。もち米玄米は、料理しやすくて食べやすいことから人気が高まっています。今回は、もち米玄米とは何かと簡単な食べ方を紹介します。

もち米玄米ってどんなもの?

もち米玄米とは、精米していないもち米のこと。もち米は、赤飯やおこわ、お餅などを作るときに使われるお米です。私たちが通常「玄米」と呼んでいるのは、精米していないうるち米のこと。一般的な玄米は、独特の香りがあり食感が硬いのが特徴です。それに対して、もち米玄米はもっちりとしておりプチプチとした食感があります。「噛むほどに甘さが出る」というのも大きな特徴です。

こうした食感の違いは、「アミロース」と「アミロペクチン」というデンプンの割合によって生じます。この比率が、うるち米は2:8であるのに対して、もち米にはアミロースは含まれておらず、アミロペクチンだけを含有しています。アミロペクチンには、水と組み合わせることで粘りが出る性質があり、これがもちもち感につながっています。

もち米玄米の栄養としては、ビタミンB1やマグネシウム、食物繊維などが豊富に含まれています。白米と比べて玄米は、ビタミンB1やマグネシウムは約5倍、食物繊維は約6倍含有しています。食物繊維は現代人に不足しがちといわれていますが、もち米玄米には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれており、効率よく摂取することができます。

もち米玄米のおいしい食べ方

はじめに、もち米玄米の基本の炊き方を紹介します。水加減は、白米を炊く場合よりも多めで玄米を炊く場合よりも少な目です。炊飯器におこわやもち米などのモードがある場合は、その目盛りに合わせて水の量を調整してください。

炊き方の手順は、もち米玄米をさっと水洗いした後、最低1時間以上(できれば3時間)水に浸します。その後、水加減をして白米のモードで炊飯します。早炊きモードで炊いてしまうと、パサパサとした食感になってしまいます。また、玄米モードで水加減して炊くとベチャッとした仕上がりになるので、注意するようにしましょう。

炊きあがったら、しゃもじで底から混ぜて蒸らせばできあがり。蒸らすことで、もちもちとした粘り気が出てきます。冷めてもおいしいので、お弁当のごはんに使ったり、おにぎりを作ったりするのもいいですね。保温モードで長時間置いておくと味が落ちてしまいます。すぐに食べない場合は、小分けにしてラップなどに包んで冷凍保存するのがおすすめです。

「完全食」とも呼ばれるほど、栄養を豊富に含む玄米。食感や香りが苦手という理由で玄米を敬遠していた人は、ぜひもち米玄米を試してみてはいかがでしょうか。