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お土産により多くの情報を、QRコード活用術

2022.06.07

スーパーで普段用に買うお菓子なら高いと感じる価格でも、お土産品のお菓子であればそうは思わず、つい手が伸びてしまいませんか。お土産には普段食べるお菓子とは異なる魅力があります。旅の記憶、旅してみたいという願望が詰まっているからかもしれません。そんなお土産のパッケージに旅の余韻、あるいは旅への期待を膨らませる情報につながるQRコードを印刷し、アクセスしてもらうことで、現地への訪問者やお土産の売上を増やす可能性が広がります。

入口としてのQRコード

スマートフォンの普及はあっという間に進みました。総務省の調査によると、2020時点での世帯保有率は86.8%。もはやスマートフォン、そこから世界へとつながるインターネットは、もはやインフラと言っても過言ではないでしょう。そして、QRコードを使えば長いURLを入力する手間もなく、目的のサイトへ簡単にアクセスすることができます。
しかし、アクセスしてもらわなければ、QRコードはただの模様です。何の情報も伝えることはできません。記号やマークでも何らかの意味を持ちますが、その点QRコードは単なる入口でしかないのです。
いかにしてアクセス率を高めるかが、QRコード活用の鍵となります。
長崎銘菓として親しまれている小浜食糧株式会社の「クルス」には、「景観クルス」というお土産向け商品が展開されています。絵葉書サイズで税込314円。長崎の代表的な観光地や、長崎市の祭り「長崎くんち」がパッケージに印刷されていて、手軽におすそ分けできるお土産として好評なのだそう。裏面にはQRコードが付いていて、地元菓子メーカーだからこその詳細で興味深い情報にアクセスできるようになっています。

QRコードの先に広がる世界

旅先の観光情報などを動画や画像、テキストで見られれば、現地を訪れる前の予習、あるいは逆に一度訪れた地をより鮮やかに思い出す一助となります。さらに、メーカー独自の商品についての豆知識や創業秘話を伝えたり、通信販売サイトへと誘導する機能を持たせたりすることもできます。食べるという行為は味を楽しむだけでなく、そのものにまつわる情報まで含めて味わう体験でもあります。何も知らずに食べるよりも、多くの情報を知って食べる方がより深く味わえるとすれば、パッケージへのQRコード掲載はとても有効な手段だと言えるでしょう。パッケージの限られた面積で伝えられる情報量には限りがありますが、QRコードのアクセス先にはその制限がありません。特にお土産というジャンルでは地域の印象を残すことができるかが鍵を握っており、その影響はリピート率にまで及ぶと考えられます。
毎月、あるいは季節ごとに現地の様子や新製品などの情報を更新していけば、「食べるたびにQRコードにアクセスする楽しみ」が生まれ、これまでにないお土産品の魅力をアピールすることもできそうです。