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えのき生産者が開発!新しい代替肉「エノキ―ト」って何?

2022.08.09

さまざまな種類の代替肉が登場する中で、えのきたけ生産者が開発した「エノキ―ト」が話題です。今回は、エノキートの原材料や食べ方と共に、エノキートの魅力について解説します。

えのきが主原料、エノキートのハンバーグ

エノキート(えのきたけ+ミート)は食肉を使わずに、えのきたけを主原料として作られた代替肉です。農業法人である株式会社小池えのき(以下、小池えのき)によって開発されました。小池えのきの本社がある長野県中野市は、日本最大のきのこの生産地として知られ、えのきたけの生産量は全国の約4割を占めます。地元の食材を使った、新しいタイプの代替肉として注目を集めています。

エノキートを材料とするハンバーグは、えのきたけと玉ねぎ、大豆ミート、パン粉、調味料で作られます。原材料の半分以上が、えのきたけと玉ねぎです。5ミリ程度のみじん切りにしたえのきたけを使用することで、肉によく似た食感が生まれます。えのきたけは加熱すると独特のぬめりが出るため、つなぎの代わりになるという点からハンバーグに使うにはピッタリというわけです。

エノキートには、発芽大豆から作られた大豆ミート「ミラクルミート(DAIZ)」を使用しています。ミラクルミートには、大豆独特のくさみがほとんどありません。ミラクルミートに含まれるうまみ成分「グルタミン酸」とえのきたけのグアニル酸を組み合わせることで、うまみが格段にアップします。このように原材料の加工や選定に工夫をこ凝らすことによって、肉や卵などの動物性の素材を使わなくても、おいしいハンバーグを作ることができるのです。

エノキートのハンバーグは合いびき肉を使った通常のものに比べて、脂質やカロリーが少なく食物繊維が多いそうです。大豆ミートを使用しているため、タンパク質の量は通常のハンバーグとほとんど変わりません。ヘルシーでありながらタンパク質がしっかり摂取できるので、ベジタリアンやヴィーガンの人たちだけでなく、健康への意識が高い人にもおすすめと言えるでしょう。

おいしさの決め手は食感と3種類のソース

エノキートのハンバーグが支持される理由は、まだまだあります。そのひとつが、食感へのこだわりです。えのきたけは水分量が多く独特の香りがあるため、大量に使用すると食感が悪くなったり、ハンバーグの風味を損ねたりすることがあります。こうした欠点を克服するべく、2年以上の開発期間を経て、えのきたけの使用量の黄金比を発見。おいしさを追求して試行錯誤を繰り返した結果、商品化に至りました。

ハンバーグのパティと併行して、「デミソース」「チリトマトソース」「てりやき」という3種類のソースも開発されました。温めるだけで食べられるという手軽さだけでなく、食べ比べをする楽しさも魅力的です。

2021年11月に新潟市で開催された「フードメッセinにいがた2021」では、エノキートは初登場ながら「準グランプリ」を受賞。代替肉への関心が高まっている昨今、エノキートの今後の展開に注目が集まっています。