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米国で話題!一歩先を行く「プラントベースホールフード」とは

2022.09.07

植物性の食材から作られるプラントベースの食品は、肉や魚、卵に代わるものとして急速に広がりつつあります。アメリカではプラントベースのホールフードという考え方が登場し、味と健康を両立するとして話題を集めています。日本でも食肉代替の植物性食品が急速に広まる中、一歩先を行くアメリカの最新事情を紹介します。

プラントベースホールフードは未精製・未加工の植物性食品

プラントベースホールフードを一言で説明すると、精製・加工がされていない植物性の食品のことです。プラントベースフードの中でもより自然に近い食品を指し、素材を丸ごと食べることを意味しています。

たとえば、大豆ミートは大豆などの植物性の原料を加工した食品であり、プラントベースフードの代表的な食品です。しかし、加工しているという点から、大豆ミートはプラントベースホールフードには含まれません。

プラントベースホールフードの例としては、野菜や果物、玄米やキヌアなどの全粒穀物、豆類、ナッツなどが挙げられます。プラントベースホールフードの基本は、野菜や果物の皮や茎、種まで食べること。購入する際には、自然栽培で作られたものなど残留農薬の不安がないものを選ぶようにするようにするのがおすすめです。

日本には昔から「一物全体食」という考え方があり、白米よりも玄米を選んだり、野菜や果物は皮ごと食べたりすることが推奨されてきました。プラントベースホールフードは、一物全体食にも通じる考え方と言えるでしょう。

プラントベースホールフードは環境負荷が少なく、栄養が豊富

プラントベースホールフードを取り入れるメリットは、大きく2つあります。1つ目は、環境負荷が少なくて済むということ。食材を丸ごと食べるので食材の無駄が少なく、食品ロスの削減につながります。また、自然栽培などの食材を選ぶことにより、化学肥料や農薬の使用を減らすことができます。

2つ目は、安全な食材を選び丸ごと食べることで、栄養をしっかりと摂取できるということです。野菜や果物の皮には栄養が豊富に含まれているためです。

アメリカで人気が高まっている、プラントベースのホールフード。WHO(世界保健機関)やFAO(国際連合食糧農業機関)においてもその効果が認められていて、今後さらなる注目が予想されます。