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イエバエに魅せられて【昆虫食普及ネットワーク・ニュースレターVol.4】

2022.10.07

我々は群馬県でおからを原料にイエバエを生産している養虫®農家です。 私がイエバエと初めて出会ったのは、もう8年ほど前でしょうか。千葉県でイエバエの生産工場を見学する機会がありました。豚糞を原料にして、イエバエの幼虫は観賞魚の餌として、残渣は肥料として販売していました。日本で初めての昆虫を使った民間の事業だったのではないでしょうか。しかし、豚糞由来だから汚いという言われなきイメージがあって、 世に受け入れられず、ビジネス的には難しい状況でした。4年前に、その会社の技術者と再会し、イエバエの優秀さ、可能性を再認識しました。その人と共に、豚糞ではなく、おからを原料にイエバエを生産する会社を作りました。おからというきれいな原料で、きれいな虫を育てる。それがフライハイです。 おからは人も食べるきれいな食材ですが、豆腐製造時の副産物として年間70万トンも排出され、その半分は焼却処分されています。焼却される前にいくばくかでも、タンパク質や肥料に変換して活用できれば。イエバエは成長が速く、また、タンパク質としても優秀です。なにより、昆虫食の中でも指折りの食べやすさ、おいしさです。初心者向けでもあり、 様々な料理に使える上級者向けでもあります。イエバエがコオロギに続く昆虫食の新しい柱になるといいなと思っています。もちろん、コオロギに比べてハードルがさらに高いのは承知の上です。だから、 挑戦する価値があるのです。

(左より冷凍幼虫、乾燥幼虫、乾燥さなぎ)

(木下敬介/株式会社フライハイ 代表取締役)

 

「バタピー」ならぬ「バッタピー」【おススメの一皿】

バッタの季節になりました。というわけで、今回は バッタを使った一品をご紹介しようと思います。まずはバッタ捕りを楽しむところから始めましょう。 捕ってきたバッタは 1,2 日糞抜きをしたほうがよりおいしくいただけます。袋(洗濯ネットが便利です) に入れて物干しの隅にでもぶらさげておけばいいでしょう。それから、殺菌消毒と洗浄を兼ねて熱湯でさっとゆでます。エビやカニのように赤くなるのを見ると、それだけで食欲がわいてきます。ここでもうひと手間かけて、これを乾燥させるととても食べやすくなります。天日で干すといかにも自然食品といった感じで健康的ですが、私はいつも食品乾燥機で 70℃、4時間乾燥させています。ゆでるときに塩味をつけておけばもうこれだけで立派なおつまみになりますが、今回は味付けなしで乾燥させたものをバター適宜で炒めて塩を振って、市販のバターピーナッツと混ぜ合わせました。「バタピー」ならぬ「バッタピー」の出来上がりです。写真はトノサマバッタ等を使ったもの。これがもう、子どものおやつにもよし、お酒のお供にもよし。「みんなのバッタピー」とでも名付けましょうか。ぜひお試しあれ。

(小貫浩一)

 

夏に行った数々のイベントも無事、無事故で終える事が出来ました。予想以上に多くのお子さんや親御さんが参加して頂き、昆虫食への関心の高さを改めて感じることが出来ました。きっと昆虫に親しんだ今の子供が大人になる頃には、昆虫食=高タンパク食品が常識になっている事でしょう。

(須賀亮二)

 

ニュースレターは、NPO法人昆虫食普及ネットワークの公式HPで配信中です。