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中国で人気の「ゼロカーボン食品」、グローバル企業で開発進む

2022.10.12

昨今の中国では、野菜や牛乳などさまざまな種類の「ゼロカーボン食品」が登場し、注目を集めています。温室効果ガス削減への効果も期待され、グローバル企業ではゼロカーボン食品を開発する動きも進んでいます。この記事では、ゼロカーボン食品の魅力と共に、グローバル企業の取り組み事例について紹介します。

温室効果ガスをゼロに抑えた食品

ゼロカーボン食品とは、食品を生産する過程で発生する温室効果ガスの排出量をマイナスまたはゼロに抑えたもののこと。温室効果ガスは、食品の研究開発の段階から原料の栽培・収穫(飼育・養殖)、加工、流通、小売、貯蔵などさまざまな工程で排出されます。

国連グローバル・コンパクト(UNGC)が2021年に発表した研究報告書「企業のカーボンニュートラルルートマップ」では、人口増加や肉食の増加などに伴い、これから数十年間で農業と食品業界のCO2排出削減のハードルが大幅に上がると示されています。

こうした状況の中、中国のスーパーマーケットでは、ゼロカーボン牛乳やゼロカーボンヨーグルト、ゼロカーボン野菜などが販売されるようになりました。食品が食卓に上るまでの一連の過程でゼロカーボンを実現。こうした食品を食べることで、CO2の排出量を減らすことができます。

中国で開発を主導するグローバル企業

中国に30年以上進出している大手食品メーカー「ネスレ」では、低炭素と環境保護を意識したコーヒー製品を展開しています。サステナブルな製品やパッケージを採用したり、コーヒーマシンに再生できる原材料の使用割合を増やしたりする取り組みを進めています。

また、フランスの食品企業「ダノン」では、2022年4月に中国の生産工場でカーボンニュートラルを実現。さらに、二酸化炭素貯留技術を持つランザテック社と提携して、化石燃料によるパッケージを徐々に減らす方針を示しました。

ゼロカーボンを推進するためにはいくつもの試練があり、ゼロカーボン食品を導入することは簡単なことではありません。その一方で、こうした転機を「チャンス」と捉えて新しい取り組みを始める企業が出てきています。