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加工食品などの原材料名「植物油脂」にも気を付けて

2020.01.08

お菓子や加工食品などを購入する際に、「原材料名を確認してから買う」という方も増えているようです。小さな子どもがいる家庭や美や健康を気にする方にとっては、添加物や保存料が含まれているかどうかはぜひチェックしたいところですね。

こうした「ヘルスコンシャス」な人たちの間で最近注目が集まっているのが、油の種類。少し前にアメリカで「トランス脂肪酸を含む油の使用を規制」するニュースが発表されて話題になりましたが、油にも良いものと悪いものがあります!油のことを正しく知って、意識して選ぶ時代がやって来ました。

例えば、少し前から問題になっている「マーガリン」。身近なところでは「マーガリンが使われているお菓子は買わないようにしている」という子育て中のママの声もよく聞きます。

一昔前まではマーガリンは「植物性で身体にやさしいヘルシーな油」「バターの代用品」と思われていましたが、実は自然の食品ではなくて化学的に合成されて作られた食品なんです!試しに炎天下のなかでマーガリンを置いておくと、時間が経過しても変化しないし、虫も寄ってこない……という恐ろしい実験の話もあります。

では原材料名の表示などで、マーガリンと同じくよく見かける「植物油脂」は、一体何なのでしょう?クッキーやアイスクリームなどの甘いお菓子や、ポテトチップス、カップラーメンなどの包装紙にもよく書かれています。

その答えは「パーム油」。一般的にはまだあまり知られていないようですが、トランス脂肪酸よりも危険な油という説もあります。また、ラットを使用した実験では、大腸がんや糖尿病発症の原因になっているのではという指摘も。

パーム油は別名「見えない油」「隠れ油」とも呼ばれ、「一度固まってもとかせばまた使える」「揚げ油にすると酸化しにくくサクッと仕上がる」「安価である」という特徴から、加工食品のなかに非常に多く含まれています。一般家庭では使われることが少ないため、あまり認識がありませんが「日本人のパーム油摂取量は一年間で平均4キロ」にも上るのだとか!

さらに、パーム油を採取している植物「アブラヤシ」はマレーシアとインドネシアのものが多く使用されているのですが、現地では環境被害も深刻です。パーム油の消費が拡大する一方で、森林伐採が深刻なまでに進んでいます。

「植物油脂」という言葉の響きから「何となく身体に良さそう」というイメージがありますが、全く違っているなんて。自分の身体や環境のためにも、どんな油が使われているのかをぜひ確認していきたいですね。

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三井製糖株式会社 おやいづ製茶
健康食品原料 製菓・製パン原料特集

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NEW 2020.10.26

ブームからカルチャーへ 定着するノンアルコールドリンク

一日の疲れをその一口で癒やす、風呂上がりのビールや酎ハイ。いやいや、和食ならやっぱり日本酒。あるいは、しっとりと長い夜に寄り添うカクテル。 皆さんそれぞれ好きなお酒、好きな飲酒シチュエーションがあると思いますが、いつの間にか飲食店でもお酒売り場でも「ノンアルコール」という選択肢が増えてきたことにお気づきでしょうか。日本国内でのノンアルコール市場は10年間で4倍に拡大するという急成長を遂げており、今後もさらなる伸びが期待されます。 飲み会=アルコールを飲む会、という認識はもう古い? 「大人ならばお酒を楽しんで一人前」一定以上の年代の方には根強いこの価値観。実はこの考え方はもはや古臭く、一部の若者世代にとってはなじまなくなりつつあるようです。アメリカでは夜更かしして深酒するよりも、飲まずに質の良い睡眠をとり朝に運動する生活様式の方がクールだと感じる人も多くいるのだとか。 しかし、これはもちろん飲酒が好きという個人の嗜好を否定するものではなく、飲む人にも飲まない人にも「ノンアルコールドリンク」という選択肢が広がっていると捉えるべきでしょう。 一過性のブームからカルチャーへと定着しつつあるノンアルコールドリンクについて紹介します。 ノンアルコールドリンクはビールだけにとどまらない! 休肝日やハンドルキーパーにノンアルコールビールはお馴染みですが、ノンアルコールドリンクはビールだけにとどまりません。酎ハイ・サワーなどのほか、ワインやスピリッツ、モクテルと呼ばれるノンアルコールカクテルなど、種類は大変豊富です。 海外・国内ともノンアルコール専門ブランドや専門ECサイトが展開されるなど、今後の成長への期待が見て取れます。 有名ショットバーではモクテルも人気なのだそう。アルコールが苦手だったり車で来ていたりといった理由以外に、美味しいから、健康に気を付けているからといったポジティブな理由からも選ばれていると言います。 ちなみにモクテル(MOCKTAILS)とは「MOCK(似せた)」と「COCKTAIL(カクテル)」を組み合わせたイギリス発の造語です。身近なところではファミリーレストランのドリンクバーでドリンクアレンジとして配合が紹介されていますが、これも一つのモクテルの形と言えるかもしれませんね。 選択肢が増えて、飲む人にも飲まない人にも嬉しいノンアルコールドリンクですが、日本の酒税法ではアルコール分が1%未満であればノンアルコールを表示できるという規定になっています。 商品によっては微量のアルコールが含まれる場合もありますので、アルコール分が0.00%で全く含まれないのか、0.1%以上1%未満で微量に含まれているのかに注意しましょう。 また、アルコール分が0.00%であってもアルコール飲料の味わいを再現し、あくまでも成人を対象とした商品となりますので、20歳未満の子どもさんには飲ませないように気を付けてくださいね。
ブームからカルチャーへ 定着するノンアルコールドリンク
NEW 2020.10.15

最近よく聞く「ゼロ・ウェイスト」とは?身近な事例と参考図書もご紹介

ゼロ・ウェイストとは? レジ袋有料化などに伴いゴミを減らす動きが加速するなかで、最近よく聞く言葉のひとつが「ゼロ・ウェイスト」。これは、ゴミなどの廃棄物をどう処理するかではなく、ゴミそのものを出さないようにしようとする考え方です。 日本のリサイクルは先進的な技術力を持っていますが、リサイクルするためには大量のエネルギーが必要となります。またリサイクルを繰り返すことによって素材の質が悪くなり、新しい資源を投入しなければならなくなるという現実もあります。つまり、リサイクルによって「資源が元に戻る」わけではありません。リサイクルをしながらも、資源を消費し続けているということになるのです。 ゴミの削減の分野では、リデュース・リユース・リサイクルの頭文字を取った「3R(スリーアール)」の考え方が浸透しつつありますが、実際はゴミの量はなかなか減らないという状況があります。例えば、昨今問題視されている「食品ロス」などは、むしろ増加しているというデータも出ています。 取り組み事例と参考図書は? こうした背景を受けて、ゼロ・ウェイストの取り組みは世界各国に広がりつつあります。例えば、ブータンでは毎月2日に「ゼロ・ウェイスト・アワ―」を定めています。2030年までに「廃棄物ゼロ社会」を実現することを目指して、この日に約1時間清掃をするというものです。 国内では、2003年に日本で初めて「ゼロ・ウェイスト宣言」を発表した徳島県上勝町が注目を集めています。地域固有の課題と向き合いながら、ゴミ削減に向けた数々の取り組みを行っています。 国や地方自治体だけでなく、飲食店や空港、小売店、イベントなどにもゼロ・ウェイストの動きは広がっています。また昨今では、家庭から気軽に始められる取り組みを紹介した本として「ゼロ・ウェイスト・ホーム―ゴミを出さないシンプルな暮らし(ベア・ジョンソン著)」や「プラスチック・フリー生活―今すぐできる小さな革命(シャンタル・プラモンドン著)」などの本も出版されています。 ゼロ・ウェイストの概要を知るとともに、取り組み事例や参考図書なども参考にしながら、身近にできることを考えてみてはいかがでしょうか。
最近よく聞く「ゼロ・ウェイスト」とは?身近な事例と参考図書もご紹介
2020.09.17

人気沸騰中の「甘酒」。残暑を元気に乗り切る、料理&おやつへの活用法。

甘酒が「飲む点滴」とも呼ばれる理由とは? 美と健康に意識の高い方々を中心に人気を集めている、甘酒。別名「飲む点滴」とも呼ばれていますが、その理由をご存知でしょうか。 甘酒には、麹菌によって分解された体内に吸収しやすいブドウ糖のほか、アミノ酸、ビタミンB群、ミネラルなどが豊富に含まれています。これらの成分が、点滴に含まれる成分にも似ていることから先のように呼ばれるようになったのだとか。 また、甘酒に含まれる食物繊維やオリゴ糖は、腸内環境を整えてくれます。さらに、甘酒のビタミンB群には、血行促進や代謝アップなどにも効果が期待されています。その他、麹菌による酵素には抗酸化白作用が期待されており、アンチエンジングや生活習慣病予防にも活用されています。甘酒の効能をご紹介するとキリがありませんが、多くの女性に甘酒が支持されている理由がよく分かりますよね。 甘酒を使った、簡単料理&おやつ そのまま食べたり、ヨーグルトや豆乳などに加えたりするなど、シンプルに美味しく食べることの甘酒ですが、料理やおやつに活用することでレパートリーがぐっと広がります。 例えば、南瓜のポタージュスープに甘酒をひとさじ加えてみましょう。南瓜の甘さが引き立ち、夏の疲れた身体にも染み込む一品になります。また、ドレッシングやタレなどに甘酒を加えるのもよく合います。甘酒は甘さだけでなく、素材の旨味を引き立てる働きがあります。そのため、いつもの料理がぐっと奥深い味わいになります。 もちろん、甘酒はおやつ作りに重宝します。砂糖や蜂蜜などの代わりに甘酒を使うことで、小さなお子さんも安心して食べられるやさしい甘さになります。例えば、子どもの好きなパンケーキなどに加えてみてはいかがでしょうか。 甘酒は江戸時代には夏バテ予防の飲み物として愛されてきましたが、夏の疲れが出やすい夏の終わりから秋の始まりにかけてもおすすめの食材です。スーパーなどでも気軽に入手できますので、ぜひお試しくださいね。
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2020.09.14

急伸する「フードテック」を知ろう(後編)~キーワードは「パーソナライズ化」~

前編の記事はこちらです フードテックは食×テクノロジー(技術)を意味し、食品関連分野にサイエンスやITを導入することにより更なる食の可能性を探る動きを指します。 前編では食品ロスや将来のたんぱく源不足といった食糧問題や人手不足などの社会問題の解決を目指す点からフードテックを見てみましたが、それだけではフードテックの一面を捉えたにすぎません。 フードテックにはパーソナライズ化されたニーズを満たし、食の多様化、食の可能性をより広げられるのではないかという期待も込められているのです。 後編ではこの視点からフードテックを考察します。 食のパーソナライズ化の可能性を探る ITが急速に生活に浸透し、もはやインターネットなしで生活していたころを思い出せないと感じたことはありませんか。ほんの20年ほどの間に、一家に一台のパソコンから一人一台のスマホでインターネットとIT環境は一気に充実しました。5Gの時代がやってくれば車や家電それぞれがインターネットに通じ、再び世界は激変すると考えられています。 この技術革新を背景に、従来では追跡することのできなかった人々の消費行動や食にまつわる欲求などの詳細なデータを獲得することができるようになってきました。 スマホでアレルギーや味の好みを登録しておけば、冷蔵庫内の食材を画像解析した上で好みに合わせたレシピを提案する、必要な食材をオンライン購入する、スマート家電で自動調理するなどといったサービスがこの先どんどん展開されていくでしょう。 あるいは遺伝子・血液などの情報を含む健康診断の結果や運動量をもとにした基礎代謝の状況などを解析して健康状態にあったレシピやメニューを提案したり、食材や不足しがちな栄養のサプリメントはもちろんのこと調理済みの料理を配達したりするなどというサービスも考えられます。 食のパーソナライズ化は家の外へも拡がる さらには家の中だけでなく、外出先でもこういったパーソナライズ化された食の可能性は広がっています。 例えば自動販売機にスマホをかざすと好みのサラダやスムージーが出てきたら嬉しいですよね。欧米ではすでにサラダベンディングマシンやフレッシュスムージーをその場で作ってくれる自動販売機が実用化され、徐々に普及してきているといいます。 日本国内でも遠くない将来、同様のサービスが展開されていくことでしょう。 外食時でも決まったメニューから選ぶのではなく、好みの食材と調理法・味付けを選べば、ロボットが調理してくれる。あるいは「今日のあなたをより健康に導くのはこの料理です」と不足している栄養素を補う料理が提案される。 そんな未来も全くの絵空事ではなく、現実味を帯びてきています。 まとめ フードテックについて前後編で考察してきました。 現段階では可能性として語られているサービスのうちのいくつかは、近いうちに実用化され、きっかけさえあれば日本国内でも一気に普及するかもしれません。 5G普及の過渡期はまさに人々の「常識」が変革する真っただ中にあると言えそうです。 20年後、日常生活はどう変わっているのか。まだ想像の域を出ませんが、今日の私たちが20年前を懐かしむと同程度、あるいはそれ以上に世界は変わっていくと思うと、ワクワクが止まりませんね。
急伸する「フードテック」を知ろう(後編)~キーワードは「パーソナライズ化」~