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国内ハラルマーケットを分析【食品ハラルビジネス進化論〜ハラル認証原料編vol.8】

2022.12.07

こんにちは、ハラル・ジャパン協会の佐久間です。11月にタイ・バンコクに出張した日のことです。到着日には1米ドル150円でしたが、翌朝には142円!?ビックリです。急な円高でバーツ・日本円交換の金額差異を実感しました。ビジネスでは事前に契約がありますから、実際は急な反応ではないかもしれませんが、当分注視が必要です。タイでも日本食や日本製品は大人気です。インバウンド需要が戻れば、購買も増えると予想されます。国内もいよいよ本格的にリスタートです。

今回は「国内ハラル(ハラール)マーケットを分析」ということで解説していきます。国内をメインに今後の方向性を解説していきたいと思います。

国内はムスリムインバウンド対応で差別化を

インバウンドが戻り、また国内の旅行支援策が活況で一見盛り上がっているように見えますが、ホントに持続可能でしょうか?継続が見込めますでしょうか?この機会に原材料成分の由来を確認して、「勝てる原材料にバージョンアップ」しませんか?実は特別なことではありません。「棚卸し」するだけです。しっかり調べてみたら動物性不使用・畜肉フリー原材料でヴィーガン(ベジタリアン)原材料とわかればウリになります。また「ノーポーク・ノーアルコール」や「ノーアニマル・ノーアルコール」の原材料であることが確認できれば、成分がハラル対応の原材料として同じくウリになります。ウリになることは差別化になります。一度当会にハラル原材料可能性診断(ハラル&ベジタリアン(ヴィーガン)対応版)を依頼してみてはいかがでしょうか?まずは今ある素材(原材料)を確認して、売上UPすることを考えませんか?

ハラル原料可能性診断(ハラル&ベジタリアン(ヴィーガン)対応版)のお問い合わせはこちらへ。

ハラル業務用は学生・社員食堂を狙うべし

日本が鎖国でもしない限り、外国人が日本に増加することは明確です。観光(遊び)にくる人、学びに来る人(=留学生)、そして働きに来る人(=労働者・技能実習生)がいます。目的が違いますが、中〜短期で日本にいます。しかし日本は非イスラム教の国です。イスラム教徒にやさしい環境がないと長期にはいてもらえないのが現実です。日本の国益にとっても損失で、せっかく日本で学び、日本で就職したい優秀なイスラム教徒人材が定着しないのはもったいないです。そのためにもまずは観光客向けにソフトな対応で構いません、できることから始めるムスリムインバウンド対応を全国各地で整備することが重要です。また地方自治体や教育機関、企業レベルでは基礎研修や社内セミナー、ムスリム試食会やメニュー開発、商品開発などを行うことも大事です。そして社員食堂、学生食堂、近隣レストランやホテル・社員寮を含めた宿泊施設等の環境整備が大事であります。これら日常使いの食事はインバウンドと違い、生活しやすい価格帯に抑えることでイスラム教徒にも喜ばれ、行政もここにポイントを絞って支援することが大事であると当会は考えます。自国に帰国するときに「地元のおみやげ」戦略もとても大事です。でないと全国的に人気がある白い恋人や東京バナナ、抹茶味キットカットばかりになってしまいます。

9回目となる次回は原材料の「イスラム市場(南西アジア・中東)からハラルビジネス研究」を解説します。12月第4金曜日を楽しみにしてください。引き続きよろしくお願いいたします。

(佐久間朋宏/非営利一般社団法人ハラル・ジャパン協会代表理事)