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【解説】クリーンラベルとは【食品業界用語】

2023.01.16

この記事では、クリーンラベルの概念について説明します。クリーンラベルとは何か、食品として販売するにはどのような基準を満たす必要があるか、そしてクリーンラベル食品を選択する利点と注意点についても解説します。

クリーンラベルとは?

クリーンラベルとは、食品の産地や加工方法などを明記するといった、食品安全や健康に配慮したものを示す消費者向けの食のトレンドです。
食品や飲料に対して清潔で健康的な製造環境で製造されている、原材料に優れたものが使用されている、健康に配慮された成分が含まれているなどの志向を支持しています。
1990年代から、欧米の食品市場にて食の安全意識が高まり、世界的に注目されています。まだ国際的に共通の定義はないですが、クリーンラベルは消費者が健康的で安全な食品を選ぶ際の参考になるとされています。

クリーンラベルの食品

クリーンラベル食品として販売するための定義はまだないですが、化学合成された食品添加物を使わない、シンプルな素材のみ使用している、伝統的で最低限の加工工程で作られているといった要素をクリアしたものが多い傾向にあります。
例えば、化学肥料や農薬を使用しない有機野菜を使用した加工食品や、化学的処理が最小限に抑えられた原材料を使用して製造されたナチュラルスイーツなどはクリーンラベル食品と考えられます。

クリーンラベルの基準

一般的にクリーンラベル食品は、健康的で、自然な原材料を使用して製造されたものを指します。「REPORTOCEAN」のレポートでは、「着色料、香料、果物・野菜原料、でんぷん・甘味料、小麦粉、麦芽、その他食品添加物・原料のうち、基本要因のいずれかまたはすべて、および副次要因の少なくともひとつに適合しているもの」をクリーンラベルとみなすとしています。
その他にも、健康的で栄養バランスが良いものを基準とするパワーフードや、肉や魚を含まないものを基準とするベジタリアンフードなど、様々なクリーンラベル食品があります。

クリーンラベルのメリット

クリーンラベル食品は、有害な化学物質や添加物を含まないため、身体に負担をかけないものが多く、健康的な食生活を送りたい人に求められています。
また、近年ではSDGsの観点からも、食の安全の意識が高まりつつあり、クリーンラベル食品への需要が増えていくと考えられています。

クリーンラベルの注意点

クリーンラベル食品には、特定の化合物・添加物・アレルギーを引き起こす食材を使用せず、できるだけシンプルな加工プロセスで作られたものが重要です。
ただし、販売するターゲット顧客に合わせてクリーンラベルを意識する必要があります。例えば、グルテンフリーが昨今注目されていますが、グルテンを使わないことで小麦アレルギーのリスクが排除されるとともに、タンパク質やビタミンなどの栄養素も失うことになります。
単純に「グルテンフリー」にこだわる必要はなく、グルテンフリー食品にすることが、自社のターゲットにマッチしているかどうかを考えることが大切です。