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食の在り方を考える一冊「カレーライスを一からつくる」

2020.04.20

安全・安心な食の在り方をめぐって、さまざまな動きが広がっています。今回紹介するおすすめの一冊「カレーライスを一からつくる」もそのひとつです。

タイトルにある通り、カレーライスを始めから作ってみるという本なのですが、「ルーを使わずにスパイスを調合してつくる」という内容ではありません!カレーライスに使う野菜や米、スパイスはもちろん、家畜を育てて肉までも手作りするという内容です。探検家である関野吉晴氏が、武蔵野美術大学で学生たちと一緒に行った食のゼミの様子を書籍にまとめたものです。書籍が好評であったことを受けて、映画化もされており、全国各地で自主上映会などが行われています。

本のなかで、関野先生はこの9ヵ月間のゼミの目的について「カレーライスを一から手作りすることによって、学生たちにいろいろな気付きをしてもらうこと」と語っています。実際に始めから作ることで見えてくるものや感じることがたくさんあり、それらが本のなかで鮮明に綴られています。

例えば、家畜を育てて肉にするという時に学生たちは「殺すか、殺さないか」という議論を真剣に行っている場面。もともとはカレーライスに使う肉として家畜を育てたはずが、飼育する間に愛情が芽生えてしまい「殺すのはかわいそうだ」という学生の声もありました。普段私たちは「生き物の命をいただいている」という実感をあまり持つことなく、動物性の食材を口にしていることも多いと思いますが、この本を読んでいると「いただきます」の本当の意味を考えさせられるシーンがいくつもあります。

ゼミでは「塩や皿までも手作り」しています。さすが探検家とも言うべき徹底的なこだわりですよね。でも「カレーライスをゼロから作る」ではなく「一からつくる」としているのには、関野先生の想いが表れているのだとか。それは「自然のものは本当の最初から、ゼロから作ることはできない」という、命や自然に対する尊敬の念でもあります。

私も本を読みましたが、「カレーライスを一から作る」という一見シンプルな話のなかにさまざまなドラマがあり、命をいただくことについて深く考えるきっかけになりました!子どもにも分かりやすいストーリーなので、親子で一緒に読んでみるのもおすすめです。

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NEW 2020.08.13

「冬瓜」の旬は夏!薬膳料理でも使われるその効能とおすすめレシピ

「冬瓜」の旬は夏!薬膳料理でも使われるその効能とおすすめレシピ。 夏の身体に嬉しい「冬瓜」 ウリ科の野菜「冬瓜」。漢字のイメージから冬の野菜と思われがちですが、実は夏に旬を迎える野菜です。涼しいところで保管すれば冬まで食べられることから、この名前が付いたと言われています。 冬瓜は9割以上が水分。低カロリーな野菜としてもよく知られていますが、実は、夏の身体に嬉しい栄養を含む野菜であることをご存知でしょうか。 その代表的な栄養素を3つ、ご紹介しますね。まずは、蒸し暑さや運動不足などで深刻化しやすい「むくみ」を予防する効果が期待されている「カリウム」。そして、強い陽射しを浴びることの多い夏において、美容には欠かせない「ビタミンC」。最後に、コレステロールや中性脂肪を減らす効果が期待される「サポニン」です。 冬瓜は、夏の薬膳にもよく使われる食材です。身体の余分な熱や水分を取り、潤いを与える作用があるのだとか。冬瓜の皮は「冬瓜皮(とうがんひ)」と呼ばれており、果肉の部分よりも利尿作用が高いとされています。冬瓜の種の部分は「冬瓜子(とうがんし)」と呼ばれ、こちらも使われることがあります。果肉だけでなく、皮も種も使うことができるなんて、驚きですね! 冬瓜を使った簡単料理 冬瓜を使った料理と言えば、「煮物」のイメージが強いかもしれません。でも実際には、味や食感などにクセの少ない冬瓜は、さまざまな料理に使うことができます。特に、冬瓜に含まれる栄養は調理法によっては水分と一緒に外に溶け出してしまうことがあります。そのため、どんな料理に使う場合でも、煮汁ごと食べるようにすることがおすすめです。 例えば「冬瓜と鶏肉のスープ」など、肉や魚と組み合わせると主菜にもなるボリューム感のある一品になります。食欲の少ない時などには、カレー粉や酢などで風味を付けると、肉の臭みも抑えられて食べやすくていいですね。淡泊な冬瓜に、煮汁が染み込んで美味しいです。その他、「冬瓜の鶏肉そぼろあんかけ」「冬瓜と豚肉の炒め煮」などにするのもおすすめ。暑い時期には、少し冷ましていただくと食べやすくなります。 夏の野菜・冬瓜を美味しくいただいて、この夏も健やかに過ごしたいですね。
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すいかの皮を捨てないで!漬物やスープなどの美味しい活用法

すいかの皮は、食べられる! 夏を代表する果物のひとつ「すいか」。今年もすいかが美味しく感じられる季節がやって来ました!甘くて水分をたっぷりと含んだ果肉が人気を集めていますが、実は、その皮も食べられることをご存知でしょうか。 普段捨ててしまう部分を使うことでゴミの量も減りますし、夏の身体に嬉しい栄養価もギュッと詰まっています。もちろん美味しいので、本当にいいことづくめ!では、すいかの皮の栄養と食べ方をご紹介していきますね。 皮に含まれる栄養とは? まず、すいかの皮に含まれる栄養についてですが「シトルリン」という成分が豊富に含まれています。この成分はアミノ酸の一種で「血流の改善」「ホルモンバランスの調整」などに効果が期待されると言われています。すいかの果肉にも含まれていますが、皮に含まれる量はその約2倍もあるのだとか。また漢方ではすいかの皮は「西瓜翠衣(せいかすいい)」と呼ばれ、漢方薬の原料や中国料理などにも古くから使われてきました。 すいかの皮を使った簡単料理 次に使い方について、見ていきましょう。一番手軽な食べ方は「漬物」です。果肉を食べ終えた後の皮の部分を刻み、塩を振って少し待てば出来上がり。もちろん、浅漬けやピクルス、キムチなどに使うのもよく合います。緑色の硬い部分だけを薄く切って、白い部分を中心に召し上がってくださいね。 また、漬物のような生食だけでなく、加熱した料理に使うのもおすすめです。夏の薬膳料理でよく作られるのは「豚スペアリブとすいかの皮のスープ」。豚肉とすいかの皮を煮込んで、塩味などでシンプルに味付けをします。薬膳の考え方では、豚肉とすいかの皮のどちらにも「身体を潤す」効果が期待されています。つまり、たくさんの汗をかいて身体が乾きやすい夏にもぴったりの料理ということですね。 この他、炒めものや麺類の具材に加えても美味しくいただけます。ちなみに、赤い果肉の部分を多めに残すようにすると、甘さが強くなります。お好みにもよりますが、甘さがあるとお子さんにも食べやすいのでおすすめです。今年の夏は、ぜひすいかを丸ごと美味しく食べてみませんか。
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NEW 2020.07.22

人類の飢餓問題を救う食材? 世界をざわつかせている『昆虫食』の今を探る

国連でも問題に?もはや避けて通れない昆虫食 少子化が叫ばれて久しい日本ではあまりピンと来ないかも知れませんが、世界では今、人口過剰による食糧問題が深刻化しています。2000年前には1億人ほどだった世界の人口は、2000年後には35倍の70億人に達しています。しかも、その増え方は加速度的に増えており、2056年には100億人を突破すると言われているのです。 増え続ける人間に関して従来の食糧生産方法では限界があります。とくに魚や動物から摂取する必要のあるタンパク質は資源に限りがあることから増え続ける人類すべてを賄うことは難しいとされています。 そこで世界的に注目されているのがタンパク質の代替食料。中でも食糧問題の切り札とされているのが昆虫食です。昆虫食が見直されるきっかけとなったのは2013年に国連食糧農業機関が国連に提出した報告書がきっかけと言われています。 増え続ける人口に対し、昆虫食が問題解決のひとつになると提案したこの報告書をきっかけに、世界中で昆虫食に対する取り組みが始まったのです。2015年にはそれまで昆虫を食べる習慣のなかったEUで、昆虫を新規食品として国をあげて規定されました。また、東南アジアには世界最大規模のコオロギの養殖場も完成。常時700万頭以上が飼育されています。 ここで疑問になるのが、昆虫が牛や豚の代わりになるのか? という点です。まず、栄養価の面で見ると一般的な蛾や蜂の幼虫の場合、体重の50%がタンパク質と言われています。牛や豚が1~3%ですから非常に高い含有率です。 また、環境問題に関しても優秀です。牛1頭がゲップなどで1日に吐き出すメタンガスは160~320リットル。全世界にはおよそ15億頭の牛が飼育されていると言われ、地球温暖化の原因のひとつとまで一部の研究では言われています。対して、昆虫自体ほとんど温室効果ガスを放出しません。 最後の問題は、昆虫を食べるという行為に対する抵抗感でしょう。しかし、考えてみればほんの数年前まで西洋諸国では生で魚介類を食べる習慣がありませんでした。それが、今やアメリカやヨーロッパでも寿司は高級料理としてもてはやされています。近い将来、昆虫も私達の食卓に当たり前に並ぶような時代が来るのかも知れませんね。
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2020.06.24

SDGsでぜひ注目したい、企業や団体の取り組みとは?

2015年9月に国連で開催されたサミットにて採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」。この目標の達成に向けて、企業やNPO/NGO団体などさまざまな主体が動き始めています。今回は、そのなかでもぜひ注目したい取り組みをご紹介します! まずは、NPO法人TABLE FOR TWOの事例から見ていきましょう。こちらの団体は、先進国で健康的な食事やサービスを受け取るとその売上の一部が寄付金となって、開発途上国の子どもたちの学校給食になるという活動をしています。この仕組みは「TFTプログラム」と呼ばれ、大企業の社員食堂などにも採用され昨今注目を集めています。 団体の公式サイトによれば、この活動を進めることにより「SDGsが定める17の開発目標のうち7つのゴールに貢献できる」されています。その7つのゴールとは「1.貧困をなくそう」「2.飢餓をゼロに」「3.すべての人に健康と福祉を」「4.質の高い教育をみんなに」「10.人や国の不平等をなくそう」「15.陸の豊かさも守ろう」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」です。 また、一部上場企業の約7割が加盟しているとされる経団連では、2017年11月に行動企業憲章を改定し「Society5.0というコンセプトのもとSDGsに本気で取り組む」ことを決めました。これまでは、企業の売り上げの一部を使って社会に良いことをするという流れだったのに対して、「本業を通じてSDGsを達成し世界を変えていこう」という発想に転換したことは注目すべき点です。 他の事例について知りたい場合は外務省のサイトをご覧くださいね。こちらのサイトでは、SDGsの達成に向けた企業や団体の取り組みを確認することができます。主体別(企業、自治体、NPO/NGO、教育・研究機関など)や名称別(五十音順)の他に、SDGs が定める17の開発目標別に検索することもできます。気になるテーマがある時など、このサイトを利用して調べてみるのもいいですね! 私たちの身近なところでも、SDGsの取り組みは着々と進んでいます。今後の動向もぜひチェックしていきたいですね!
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