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5kcal未満はゼロカロリー? 食品表示のホントのところ

2020.04.27

昼下がりです。ちょっと喉が渇いたあなたはコンビニに飲み物を買いに来ました。
棚を見るとたくさんのペットボトルが並んでいます。眠気覚ましかねてコーヒーもいいし、リフレッシュに炭酸飲料、はたまた疲れをとるのにちょっと甘い飲み物にしますか?
そういえば、この前のメタボ検診でちょっと引っかかったこともあるし、ここはノンカロリーにしておくのが無難そう。
何気ない日常風景です。飲み物を買う時、何を基準に選んでいますか。
味、パッケージ、価格。基準はいろいろありますが、選ぶときにカロリーをもとに選んだこと、ありますよね。ゼロカロリーとかノンカロリーとか、魅惑的な表示につい手が伸びてしまいがちですが、ちょっと待った!
その表示の意味、本当に理解していますか?

熱量(カロリー)、脂質、糖類などには摂取すべき適量があります。これを大幅に超えて摂取することがないよう、食品に「適切な摂取ができる旨」の基準があり、これに合致すると「含まない(ノン・ゼロ)」「低い(低)」「低減された(オフ)」といった表示ができることになっています。
例えば飲料で熱量(カロリー)の場合、100mlあたりのカロリーが5kcal未満であれば「カロリーゼロ」や「ノンカロリー」と表示できます。厳密に0kcalではなくてもカロリーゼロという表示ができるわけです。
同様に100mlあたりのカロリーが20kcal以下であれば、「低カロリー」「カロリーオフ」カロリー控えめ」と表示できます。
これらの表示がある飲料は、熱量(カロリー)の面では確かにそうでない飲料よりもエネルギーとしては少なめ。しかしだからといって大量に飲んでしまっては、塵も積もって山となる、で結局カロリーオーバーしてしまうことも考えられます。カロリーが0だと思ってダイエット表示の炭酸飲料を2リットル飲んだら100kcal、白飯に換算して茶碗に軽く1/2杯分のカロリーを摂取している可能性もあるのです。

熱量(カロリー)は確かに便利な指標です。しかし、この単一の指標では測れないものもたくさんあります。栄養バランス、食欲と満腹感・満足感の関係、人工甘味料の問題など、複合的な視点を持って考えていかねばなりません。
単にカロリーが少ないことを良しとするのではなく、他の要素も頭に入れて、上手にダイエット飲料・食品を利用するようにしたいものです。

昼下がりです。ちょっと喉が渇きましたね。さあ、何を飲みましょうか。