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いま注目のグルテンフリー食材「ライスジュレ」とは一体なに?

2020.06.10

小麦などに含まれるタンパク質のグルテンを抜くために、小麦を別の食材に置き換える健康法「グルテンフリー」が注目されています。そしていまそのグルテンフリー市場で関心を集めてるのが、米と水だけで作られた新食材の「ライスジュレ」になります。

米粉を使ったグルテンフリーのパンやお菓子はパサついたりしがちですが、この「ライスジュレ」を加えることでもちもちの食感にすることができます。ほかにも小麦なしでホワイトソースや麺類が作れるなどと、幅広い料理に使うことができるいま期待の食材になります。

この「ライスジュレ」を販売するのは、農業機械の製造販売を行っている全国的にも有名な企業の「ヤンマー」さんになります。なぜ農業機械メーカーのヤンマーさんが開発に至ったのかというと、日本のコメの生産量が減少して、米農家の減少や収入源が問題視される中で、米に新たな付加価値を創り出すことはできないかと開発することになりました。

「ライスジュレ」の持つ高い保水性や乳化性、粘性、ゲル化などの機能は食品添加物の代替にすることも期待できます。そのため添加物フリーの食材製造を目指すパン屋さんや製菓メーカー、加工食品メーカーからも多くの問い合わせがあるみたいで、今後どんどんこの「ライスジュレ」を口にする機会が増えてくるかと思います。

また、ヤンマーさんでは「ライスジュレ」の特長を活かした商品として焼き菓子やグルテンフリーパンなどの商品化準備も合わせて進めている他にも、ヤンマーさんが運営するレストラン「RISTORANTE con fuoco」で、ライスジュレを使ったスペシャルメニューを開発していて、いまは野菜とライスジュレのみで作ったスープも提供しています。

いまのところは、小麦アレルギーの方や、ダイエット中の方を中心として関心を持つ人が多いですが、今後は添加物フリーを実現できる新食材として食品業界に新たな波をつくりあげるかもしれません。今後の動きにも注目していきたいです。

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NEW 2020.09.24

レジ袋有料化で「エコバック持参」が促進。賢い使い分け術とは。

エコバック持参の動きが加速! 2020年7月から全国一斉にレジ袋の有料化がスタートしましたね。経済産業省のホームページではその目的を「普段何気なくもらっているレジ袋を有料化することで、それが本当に必要かを考えていただき、私たちのライフスタイルを見直すきっかけとすること」としています。 実際に、レジ袋に使われるプラスチックは丈夫で軽いことから使い勝手の良い素材ですが、その一方で、海洋プラスチックごみ問題や地球温暖化などの多くの環境課題の原因となってきました。また「無料でもらえる」ということから、「使ってすぐに捨てる」という使い捨ての行動パターンからなかなか抜け出せないという現実もありました。 私の周囲でも、レジ袋の有料化を受けてエコバックを持参する人が増えているように感じています。エコバックと一口に言ってもいろんな種類があり、実は身近なスカーフなどもエコバックの代用品になったりします。そこで今回は、エコバックの賢い使い分け術をご紹介したいと思います! エコバックの使い分け術とは まずは、よく使うエコバックを3種類ご紹介しましょう。一つ目は、常にカバンに入れておきたい「コンパクトにたためるタイプ」。折りたたむと手の平サイズにおさまります。少量の買い物をしたい時などに、とても重宝します。 二つ目は「レジのかごに対応するタイプ」。週末のまとめ買いなど、しっかりと買い物をしたい時に役立ちます。レジのかごにも引っ掛けることができますし、持ち手の部分も丈夫なつくりになっていることが多いので、大量の買い出しには欠かせません。 三つ目は「保冷できるタイプ」。夏場など、蒸し暑い時期には「必須」とも言えそうです。せっかく美味しそうな食材を買ったのに、帰宅するまでに鮮度が落ちてしまっては非常に残念ですよね。特に、魚介類や肉類など傷みやすいものを購入したり、買い物から帰宅までに時間がかかったりする時などには、ぜひおすすめです。 最後に、レジ袋の代わりに使えるものについてご紹介しましょう。小さなものであれば、スカーフや手ぬぐいなどで包むこともできます。レジ袋を忘れてしまったという時などに、あるもので代用するのもいいかもしれません。 これをきっかけにエコバックを上手に活用して、ライフスタイルを見直したいですね。
レジ袋有料化で「エコバック持参」が促進。賢い使い分け術とは。
NEW 2020.09.21

地産地消の次は「地消地産」⁉地域の循環力を高める、新たな仕組みとは。

地産地消から、地消地産へ 最近、「地産地消」から「地消地産」へという動きが注目を集めています。地産地消とは「地域で生産されたものを地域で消費する」こと。その一方で、地消地産は「地域の需要に合わせて生産する」という意味があります。 一見すると同じように感じるかもしれませんが、前者が「消費」を出発点にしているのに対して、後者は「生産」が出発点になっているという意味で、大きな違いがあります。つまり、従来はそれぞれが好きな物を作ってから「地産地消」という消費の呼びかけをしていたのですが、これからは地域のニーズを把握した上で本当に必要なものを作っていこうという流れに変わりつつあるということです。 少し専門的な話になりますが、こうした動きの背景には「プロダクトアウト(商品を起点として考える)」から「マーケットイン(需要から考え始める)」という根本的な考え方の変化があります。 地域の循環力を高める、地消地産 従来の地産地消の取り組みの下では、「最終的に地域で消費されない」という結末に陥ることもしばしばでした。本来ならば、地域内でのモノ・カネの循環を高めて地域活性化を促進させることも大きな目的ですが、そこに至らない現実がありました。 そうした現実の課題を解決するために登場したのが、地消地産。例えば山形県飯豊町では「飯豊・農の未来事業」の農業改革の柱として、「持続可能な地域自給」というテーマを掲げています。これは地消地産にも通じる動きで、外に流れていたカネを地域に取り戻し、地域内での循環力を高めることを目指すものです。 地消地産は、農業だけでなく、林業や水産業でも同様に注目を集めています。「サステナビリティ」が大切にされる今だからこそ、こうした動きに注目し、この時代にあった地域資源の活かし方やニーズを考えていく必要があるのかもしれません。 ちなみに産業革命以前には、地消地産による社会システムはごく当たり前に存在していたのだとか。時代の移り変わりとともにいったんは崩壊してしまった社会システムが、今あらためて注目を集めているということです。 地産地消から地消地産へという動きは、これからさらに加速していくように思います。今後も、ぜひ注目していきたいですね!
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NEW 2020.09.17

人気沸騰中の「甘酒」。残暑を元気に乗り切る、料理&おやつへの活用法。

甘酒が「飲む点滴」とも呼ばれる理由とは? 美と健康に意識の高い方々を中心に人気を集めている、甘酒。別名「飲む点滴」とも呼ばれていますが、その理由をご存知でしょうか。 甘酒には、麹菌によって分解された体内に吸収しやすいブドウ糖のほか、アミノ酸、ビタミンB群、ミネラルなどが豊富に含まれています。これらの成分が、点滴に含まれる成分にも似ていることから先のように呼ばれるようになったのだとか。 また、甘酒に含まれる食物繊維やオリゴ糖は、腸内環境を整えてくれます。さらに、甘酒のビタミンB群には、血行促進や代謝アップなどにも効果が期待されています。その他、麹菌による酵素には抗酸化白作用が期待されており、アンチエンジングや生活習慣病予防にも活用されています。甘酒の効能をご紹介するとキリがありませんが、多くの女性に甘酒が支持されている理由がよく分かりますよね。 甘酒を使った、簡単料理&おやつ そのまま食べたり、ヨーグルトや豆乳などに加えたりするなど、シンプルに美味しく食べることの甘酒ですが、料理やおやつに活用することでレパートリーがぐっと広がります。 例えば、南瓜のポタージュスープに甘酒をひとさじ加えてみましょう。南瓜の甘さが引き立ち、夏の疲れた身体にも染み込む一品になります。また、ドレッシングやタレなどに甘酒を加えるのもよく合います。甘酒は甘さだけでなく、素材の旨味を引き立てる働きがあります。そのため、いつもの料理がぐっと奥深い味わいになります。 もちろん、甘酒はおやつ作りに重宝します。砂糖や蜂蜜などの代わりに甘酒を使うことで、小さなお子さんも安心して食べられるやさしい甘さになります。例えば、子どもの好きなパンケーキなどに加えてみてはいかがでしょうか。 甘酒は江戸時代には夏バテ予防の飲み物として愛されてきましたが、夏の疲れが出やすい夏の終わりから秋の始まりにかけてもおすすめの食材です。スーパーなどでも気軽に入手できますので、ぜひお試しくださいね。
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NEW 2020.09.14

急伸する「フードテック」を知ろう(後編)~キーワードは「パーソナライズ化」~

前編の記事はこちらです フードテックは食×テクノロジー(技術)を意味し、食品関連分野にサイエンスやITを導入することにより更なる食の可能性を探る動きを指します。 前編では食品ロスや将来のたんぱく源不足といった食糧問題や人手不足などの社会問題の解決を目指す点からフードテックを見てみましたが、それだけではフードテックの一面を捉えたにすぎません。 フードテックにはパーソナライズ化されたニーズを満たし、食の多様化、食の可能性をより広げられるのではないかという期待も込められているのです。 後編ではこの視点からフードテックを考察します。 食のパーソナライズ化の可能性を探る ITが急速に生活に浸透し、もはやインターネットなしで生活していたころを思い出せないと感じたことはありませんか。ほんの20年ほどの間に、一家に一台のパソコンから一人一台のスマホでインターネットとIT環境は一気に充実しました。5Gの時代がやってくれば車や家電それぞれがインターネットに通じ、再び世界は激変すると考えられています。 この技術革新を背景に、従来では追跡することのできなかった人々の消費行動や食にまつわる欲求などの詳細なデータを獲得することができるようになってきました。 スマホでアレルギーや味の好みを登録しておけば、冷蔵庫内の食材を画像解析した上で好みに合わせたレシピを提案する、必要な食材をオンライン購入する、スマート家電で自動調理するなどといったサービスがこの先どんどん展開されていくでしょう。 あるいは遺伝子・血液などの情報を含む健康診断の結果や運動量をもとにした基礎代謝の状況などを解析して健康状態にあったレシピやメニューを提案したり、食材や不足しがちな栄養のサプリメントはもちろんのこと調理済みの料理を配達したりするなどというサービスも考えられます。 食のパーソナライズ化は家の外へも拡がる さらには家の中だけでなく、外出先でもこういったパーソナライズ化された食の可能性は広がっています。 例えば自動販売機にスマホをかざすと好みのサラダやスムージーが出てきたら嬉しいですよね。欧米ではすでにサラダベンディングマシンやフレッシュスムージーをその場で作ってくれる自動販売機が実用化され、徐々に普及してきているといいます。 日本国内でも遠くない将来、同様のサービスが展開されていくことでしょう。 外食時でも決まったメニューから選ぶのではなく、好みの食材と調理法・味付けを選べば、ロボットが調理してくれる。あるいは「今日のあなたをより健康に導くのはこの料理です」と不足している栄養素を補う料理が提案される。 そんな未来も全くの絵空事ではなく、現実味を帯びてきています。 まとめ フードテックについて前後編で考察してきました。 現段階では可能性として語られているサービスのうちのいくつかは、近いうちに実用化され、きっかけさえあれば日本国内でも一気に普及するかもしれません。 5G普及の過渡期はまさに人々の「常識」が変革する真っただ中にあると言えそうです。 20年後、日常生活はどう変わっているのか。まだ想像の域を出ませんが、今日の私たちが20年前を懐かしむと同程度、あるいはそれ以上に世界は変わっていくと思うと、ワクワクが止まりませんね。
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