ダイエットをしてるつもりが、お腹がすぐに減ってしまいかえって間食が増えてしまうことは女性なら誰しもが経験したことがあるかと思います。野菜から先に食べる「べジファースト」、大豆食品から先に食べる「ソイファースト」などが各種メディアで取り上げられています。
そこに加わる、新たな「〇〇ファースト」がいま話題となっています。それはお肉を先に食べるずばり「ミートファースト」になります。お肉を食べることによって分泌されるインクレチンというホルモンが、血糖値を穏やかに上昇させてくれる効果が期待できます。
お肉は胃の中で停滞時間が長いので腹持ちもいいですし、赤身肉には脂肪を燃焼させる働きのあるLカルニチンも多く含まれています。こういったさまざまな観点から内臓脂肪を減らすのに「ミートファースト」は効果が期待できるのです。
「ミートファースト」のやり方は簡単です。基本的なルールは食べる順番を守るだけになります。肉→野菜→炭水化物の順番でお肉を最初に食べることによって炭水化物を最後に食べることさえ守れば、特に食べる量は変える必要はありません。
ただ、そうはいってもこの「ミートファースト」をすることで自然と食べることが減る人が多いみたいです。冒頭で紹介した「べジファースト」よりも「ミートファースト」の方がダイエット効果が高いという検証結果も出ています。さらに、体重だけではなく血糖値の減少率も「ミートファースト」の方が上回っているという検証結果も出ているとのことです。
これは「ミートファースト」をすることで高たんぱく、低糖質で栄養が摂取されるようになってその結果脂肪が減少して筋肉がしっかりつくという理屈になります。ほかにも、たんぱく質には血管年齢を若く保つ働きがあり、脳梗塞や心筋梗塞の予防にもつながります。また、お肌のハリを出してくれる若返り効果も合わせて期待することができます。
女性の1日に摂取したいたんぱく質の量はだいたい50グラムになります。赤身肉であれば100~150グラム程度で摂取することができます。「べジファースト」や「ソイファースト」で続かなかった方は是非この「ミートファースト」を取り入れてみてはいかがでしょうか。