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一匙のハチミツの力に驚き!マヌカハニーの実力とは

2020.11.02

ニュージーランド原産の高級ハチミツ「マヌカハニー」をご存じですか。
マヌカはフトモモ科の常緑低木で、1年のうちたった1か月だけ白い可憐な花を咲かせます。その花から集められたハチミツがマヌカハニーです。
高い殺菌・抗菌作用を持つと言われ、コロナ禍という情勢も相まって大人気のマヌカハニー。
その実力に迫ります。

マヌカハニーの機能性

そもそも、ハチミツには過酸化水素という殺菌成分が含まれています。過酸化水素と言うよりもオキシドールと言った方が分かりやすいかもしれません。
古くからハチミツの殺菌作用は知られており、古代エジプト人はミイラ作りの防腐剤としてハチミツを使っていたのだそう。
マヌカハニーにはそういった一般的なハチミツ以上に効能があり、抗菌作用をもたらす何らかの物質が含まれていると考えられました。しかしその物質を特定することができず、便宜的に「UMF(Unique Manuka Factor)」と呼んでいたのです。訳すと「マヌカに特異的な因子」という意味ですね。
2008年、ついにドイツのトーマス・ヘンレ博士が、このUMFがメチルグリオキサール(MGO:Methylglyoxal)であることを突き止めました。
このMGOの働きにより、マヌカハニー特有の機能にピロリ菌や大腸菌の抑制があるのではないかと言われています。その他にも、整腸作用、口内環境の改善や風邪症状の緩和のほか、外用では傷口の炎症緩和などに効果的であることが経験的に知られています。

購入するなら正規品がおすすめ

マヌカハニーはその希少性から大変高値で取引されるため、全世界のマヌカハニーの取引量は年間生産量の数倍にもなるのだとか。残念ながら模倣品や混ぜ物をした粗悪品も多く出回っているのが現状です。
模倣品や粗悪品を購入しないためには、買おうとする商品にUMFやMGOの数値が示されているかどうかを確認するのが大切です。
UMF、MGOなどはニュージーランド政府が認定した正規の規格ですので、これらがついているマヌカハニーならば、安心して購入してよいと言えそうです。
数値に伴って、作用が強いほど価格も高くなりますので、予算と数値でどうバランスをとるかを慎重に検討したいところですね。

残留農薬は心配ない?

先ごろ、ニュージーランドにおいてマヌカハニー製品からグリホサートという発がん性が疑われている農薬成分が検出されたという報道がありました。
グリホサートとは日本でも一般的に広く使われている除草剤の成分です。日本人の尿を検査したら多くの人からグリホサートが検出されるという話もあるほど。
しかしここで注意したいのは、「検出」という言葉だけではそれが危険かどうかはわからないということです。
高濃度では毒性があるものも、低濃度であれば無害であるのが化学物質における「用量作用関係」の通例であり、グリホサートにも当てはまります。
今回のニュージーランドの報告書でも、市販品で基準値を上回ったものはないことが結果づけられています。
農薬=悪のイメージを持つ方も多いかもしれませんが、その農薬のおかげで今日の農作物供給が維持されている現実から目をそらすことはできません。
マヌカハニーの販売店ではこの報道のあと、扱っている商品ではグリホサート検出の心配がない旨のお知らせが相次ぎました。健康被害の心配はないとはいえ、やはり「検出」というだけでも消費者が衝撃を受けてしまうという現実がここからも見て取れます。

マヌカハニーは食品でありながら、さまざまな健康効果が期待できると言われています。
偽物や粗悪品を避けて、信頼できる販売店から正規品を購入したいものですね。
食べるだけでなく、傷の手当てにも使えるマヌカハニー。一家に一瓶あれば心強そうです。