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「エシカル消費」することで世界の問題は解決される?

2020.11.09

「エシカル消費」という言葉が世に出始めて、10年ほどが経つでしょうか。
一過性の爆発的なブームなどではなく、良い形で少しずつ少しずつ浸透してきているように感じます。
今後ますます、商品選択にあたって品質や価格以外に「エシカル」という要素が重要になっていく時代へと社会は進んでいくのか。
今回は「エシカル消費」について解説します。

エシカル消費は社会問題解決への第一歩になる

「エシカル(ethical)」は「倫理的」「道徳的」を意味します。
倫理的な消費と言われても、消費活動と倫理が結びつかない方も多いかもしれません。
しかし実は、衣食住といった生きていく上で欠かせない消費活動だけに限っても膨大なエシカル消費の選択肢があります。
その商品を生産するにあたって、人・環境・地域に過度な負担を強いない、むしろ貢献することを目指すのがエシカル消費です。
具体例については後述しますが、エシカル消費を実行することで、深刻な世界の問題解決の第一歩を踏み出すことができるのです。
普段食品や衣類を買うときに、その商品が目の前に届くまでの過程を想像することはないかもしれません。
しかし購入しようとしているその商品が、多少なりとも児童労働をはじめとする人権問題・森林伐採などの環境問題・貧困といった犠牲の上に成り立っているかもしれない可能性に思いを馳せてほしいのです。
消費は生きることそのものです。止めることはできません。
だからこそ、消費するモノやサービスの背景まで考え、環境負荷の低いものや生産者からの過度な搾取のないものを選択する、倫理道徳に則って選択することが大切だと言えます。

エシカル消費の具体例

エシカル消費だと自覚していなくても、実はすでに皆さんもエシカルな消費行動をしているかもしれません。
・エコマーク
・フェアトレード
・カーボンオフセット
・グリーン購入
・オーガニック
購入するモノやサービスにこれらのキーワードがあればそれはエシカル消費を実行していると言えます。
「エシカル消費」という言葉よりも、具体例の方が耳なじみのある人も多そうですね。
これらは環境や人・社会に配慮された例ですが、地域への配慮という面からは
・地産地消
・応援消費
などもエシカル消費の一例と言えます。

無理のない「エシカル消費」を続けていく

消費活動は生きている限り続きます。
同じようにお金を払うならば、社会問題を解決する生きたお金を使う。
そう心掛ければ、価格だけを比較した時よりも、より広い目で商品選択をできるような気がしますね。
「より安い」を追求した商品は、得てしてエシカルではない、弱い立場の生産者の犠牲の上に成り立っている場合も多いのだということを心の隅に置いてください。
商品選択に「より安い」だけではない、「より良い」という指標を持てば、企業側にも価格一辺倒ではない商品やサービスの開発を促すことができます。
実際に、寄付つき商品などは価格が高いにもかかわらずよく売れるというデータもあります。
このようなデータが蓄積すれば、企業としてもマーケティング戦略に「エシカル消費」を意識しないわけにはいかなくなります。
もちろん明日から生活のすべてでエシカル消費を実行するのは不可能です。
しかし1つのものからでもエシカル消費は実行できます。
いつでもエシカル消費を実行することができる、実行するほどに社会問題解決の一歩を重ねられるという「気持ち」をまずは持ってみましょう。