最近、「プラントベース」という言葉をよく聞くようになりました。ヴィーガンやベジタリアンなどを支持する方のなかには、ご存知の方も多いかもしれません。
プラントベースというのは、動物性の原料を使わずに、植物由来の原材料で使った製品を取り入れる方法のことです。1940年代のイギリスで動物性の製品への反対運動が、この言葉が生まれるきっかけになったと言われています。食べ物や飲み物に使われることの多い言葉ですが、衣食住の全てに関わる言葉でライフスタイルの在り方を示す際にも使われます。
よく似た意味を持つものとして、ヴィーガンやベジタリアンという言葉があります。ベジタリアンは、一般的には「肉や魚などの食材を食べない」という意味を持つとされています。ヴィーガンは、動物愛護や環境問題などの考え方により厳密に菜食主義を実践している方が多く、食べ物だけでなく、衣類など身の回りのものにも動物性のものを避ける傾向にあります。
これに対してプラントベースは、「動物性のものをできるだけ減らす」ではなく、「植物性のものを増やす」というのが大きなコンセプトになっています。厳しいルールがあるわけではなく、部分的に取り入れることができるものとされています。気軽に実践できる、健康を保つための方法としても注目を集めています。
では、具体的にどのようにプラントベースを取り入れることができるのでしょうか。例えば、プラントベースの考え方を取り入れた製品としては「肉や卵などを使わないハンバーガー」や「動物性原料を使わないカップラーメン」なども登場しています。
また、代表的な乳製品のひとつ「ヨーグルト」も、牛乳を使わずに豆乳やアーモンドミルクなどを使ったタイプが出回っています。スーパーやコンビニなどでも購入できるので、気軽に試すことができそうです。
最近注目されているプラントベースという言葉の意味を理解するとともに、身近にあるプラントベースの製品に触れて、その魅力を感じてみてはいかがでしょうか。