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フレッシュなクラフトビールを自宅で飲みたい!前編

2021.01.21

その歴史新型コロナウィルス感染症により、おいしいお酒を皆と楽しむ「宴会」や「飲み会」が激減しました。
機会損失を嘆いても仕方ないので、ここはひとつ前向きに考えてみましょう。
飲み会の楽しさの二大柱が会話とお酒だとすると、現段階では感染予防を考えるに友人や同僚との会話は難しそうです。
しかし、おいしいお酒は自宅でも独りでも飲むことができるのです!
そこで今回はお酒の中でも特にクラフトビールに焦点を当ててみましょう。

クラフトビールの歴史

1994年4月以前、ビールメーカーは大手数社しか存在しませんでした。しかし酒税法が改正され、事態は一変したのです。
従来ビール醸造の免許を取得するためには、年間2000キロリットルの最低製造量をクリアしなければなりませんでしたが、これがなんと60キロリットルにまで大幅に引き下げられました。結果、1995年には15社程度の地ビールメーカーが誕生することとなりました。
そうです。このころはまだ「クラフトビール」ではなく「地ビール」と呼ばれ、観光地のお土産として瓶詰で売られる形態が一般的でした。
瞬く間に地ビールブームは広がり、1998年にはメーカーも300社に届く勢いだったと言います。
しかしまちおこしや観光客を呼び込むための側面が強かったため、「本当においしく品質のいいビール」を目指すには気概が不足していたのかもしれません。2000年頃には残念なことに「高くてまずい地ビール」といったマイナスイメージがついてしまい、メーカーは半減してしまいました。
こうした中、アメリカでは職人がこだわって醸造したビールが「クラフトビール」と呼ばれるようになり、このブームはイタリアやフランスなどにも広がりを見せ始めます。
実はこの間、日本でも志高く良い品質のビールを作りたいと願うブルワリーは努力を重ね、醸造を続けていました。この努力は着実に実り、国際大会で日本産クラフトビールが入賞したといった報告が相次ぐまでになりました。
ついに「客寄せのためのビール」は、「客を惹きつける良いビール」へと変化を遂げたわけです。
2010年代にはクラフトビールブーム隆盛となり、2020年現在、全国には小規模なものまで含めると500程度ブルワリーが存在しています。

クラフトビールが認知されるにつれビアバーという形態も一般的となり、さまざまなクラフトビールの個性的な味わいを気軽に楽しめるようになりました。
ここでコロナ禍となってしまい、なかなか外にのみに行くこと自体が難しく感じられるようにもなってしまいました。
しかし、クラフトビールの味わいをあきらめることはありません。実はクラフトビールを自宅で楽しむ方法があるのです。
次回後編では、クラフトビールのテイクアウト事情についてレポートします。