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知っているようでよく知らない?奥深いお酒の世界~スピリッツ編~

2021.04.01

コロナ禍で家飲み需要が伸びています。

いつも飲んでいるビールや日本酒など馴染んだお酒は間違いないものですが、たまには少し冒険してみませんか。
スーパーのお酒コーナーに行くと、選ぶのが難しいくらいたくさんのお酒が並んでいます。
今回はその中の「スピリッツ」について簡単に紹介します。
どのお酒も奥は深く、語りだせばキリがありませんので、まずは名称を把握するところから始めましょう。

スピリッツ=蒸留酒

スーパーで「スピリッツが欲しいのですが」と店員さんに声をかけると、この1本です、という形ではなく売り場のあるコーナーを案内されます。
実はスピリッツという銘柄の特定のお酒があるわけではないのです。
スピリッツとは広義には蒸留という製造方法で作られるお酒、つまり蒸留酒全般を指す言葉です。
蒸留酒という意味ではウィスキーやブランデーも含みますが、ウィスキーやブランデーはそれぞれでジャンル化されていますので、一般的にはジン、ウォッカ、ラム、テキーラを四大スピリッツと呼びます。

そもそも蒸留酒・醸造酒とは?

醸造酒は果実や穀物を酵母の働きでアルコール発酵させたもので、度数は5~15%程度。
身近にあるお酒ではビールやワイン、日本酒などが醸造酒です。
一方の蒸留酒は醸造酒を加熱し、アルコールを多く含む蒸気を冷やして液体にしてアルコール度数を高めます。
乱暴に言えば、ビールを蒸留してウィスキーに、ワインを蒸留してブランデーにするというイメージです。

四大スピリッツを知ろう

・ジン
ジンは大麦やライ麦、トウモロコシを原料にした蒸留酒に、ねずの実(ジュニパー・ベリー)やさまざまなボタニカル(香草・薬草の草根木皮)を加えて再蒸溜した無色透明のお酒です。すっきりとした苦みが特徴で、トニックウォーターを使ったカクテル「ジントニック」を飲んだことがある人も多いかもしれませんね。
・ウォッカ
穀物やイモ類を原料とした蒸留酒を白樺の炭(活性炭)でろ過し、雑味を取り除いた癖のないお酒がウォッカです。日本では缶チューハイのベースとしてもお馴染みですね。
ロシアだけでなく、アメリカや北欧でも作られています。
・ラム
ラムはカリブ海、西インド諸島生まれのサトウキビを原料とした蒸留酒です。
色の濃淡で「ホワイトラム」「ゴールドラム」「ダークラム」、風味の強さからは「ライトラム」「ミディアムラム」「ヘビーラム」と分類されます。
飲用だけではなく製菓用としても使われています。ラムを飲んだことがなくても、「ラムレーズン」味のケーキを食べたことがある人は多そうです。
・テキーラ
メキシコの5州のみで作られる、リュウゼツランの一種「ブルーアガヴェ」を原料とした蒸留酒をテキーラと呼びます。
原産地呼称であり、他の地域で作られたものはテキーラと名乗れません。
ショットで飲むのが一般的な「ブランコ」は樽熟成をしませんが、樽貯蔵を施したものもあります。

実は焼酎も蒸留酒なので広義のスピリッツに含まれますが、主に日本で飲まれているため、世界的にはマイナーな部類のお酒です。
スピリッツはアルコール度数が高いので、そのまま飲むならちびちびと、あるいは割って飲むのがおすすめです。

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