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コロナ禍でも売り上げ好調。焼き肉店が人気を集める理由とは?

2021.04.27

飲食店の厳しい状況とは?

新型コロナウィルス感染拡大防止による外出自粛や自炊ブームなどを受けて、外食産業が大きな痛手を受けています。帝国データバンクの調査結果によると、2020年の飲食店の倒産件数は780件であり、過去最高の数値となっています。

営業を継続しているものの苦戦している飲食店も多く、前年に比べて売り上げは平均7~8割程度。特に、夜間の外出や宴会を自粛する人が増えた結果、居酒屋の売り上げは前年比5割以下とも言われ、大変厳しい状態に置かれています。

焼き肉店が好調なのはなぜ?

飲食店全般が苦境に立たされている状況のなかで、焼き肉店の売り上げが伸びていることをご存知でしょうか。焼き肉店を新たに出店したり、焼き肉店へ業態を転換したりする店も増えています。例えば、外食産業の「ワタミ」では、2020年10月に新事業として「焼肉の和民」を展開。2022年3月末までに同社の居酒屋店舗の3割を焼き肉店に転換すると発表し、注目を集めています。

焼き肉店が人気を集める大きな理由のひとつに、「換気が十分にされていること」が挙げられます。「換気が十分にされている空間では、感染リスクが低い」と言われています。そのため「(他の飲食店に比べて)焼き肉店は安心して利用できる」というイメージを持っている方も多いのかもしれません。

また、飲食店側としては「焼き肉店の場合、運営経費が抑えられる」というメリットもあります。焼き肉店では基本的にお客様自身が料理をするため、調理や接客などの人件費が少なくなります。また、新型コロナウィルスの影響により食肉の価格が下がっているため、従来に比べて食材費も抑えることができます。

焼き肉店をオープンするための換気設備や調理用のテーブル設置などの初期のコストはかかりますが、人件費や食材費などの運営コストが最小限で済むため、利益が比較的出やすいというのも魅力のひとつです。

新型コロナウィルスが収束すれば、人々の行動も変わり、それに伴って飲食店の状況も変化します。今後、焼き肉店へのニーズはどのように変化していくのでしょうか。飲食店に限ったことではありませんが、社会情勢や消費者のニーズをしっかりと把握して事業展開をすることが、今まで以上に求められそうですね。