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世界三大料理「中華料理」「フランス料理」あと一つは?

2021.06.21

ヒトというものは兎角3という数字で物事をまとめたがります。三大○○、御三家、などなど。
料理も例外ではありません。日本でも世界でも、さまざまなくくりで三大○○が挙げられています。
そこで今回は世界三大料理に焦点を当ててみます。
有名なあの料理は入るとして、残り一つは何料理が当てはまるでしょうか?

基準は世界の料理文化への貢献度

世界三大料理と聞いて、何料理を思い浮かべますか。ぱっと思いつくのは、中華料理、フランス料理、日本料理などでしょうか。
イタリア料理やロシア料理、韓国料理もお馴染みですね。
世界三大料理は、伝統的には「中華料理」「フランス料理」「トルコ料理」とされています。
中華料理は四千年の歴史を持つ、宮廷料理として発展してきた料理です。広大な領土でさまざまな食材・料理法が発達し、それが宮廷に集積して開花したと考えられます。
フランス料理もまた宮廷料理に源流があります。現在では優雅なコース料理がイメージされるフランス料理ですが、何と16世紀以前の中世ではテーブルマナーも確立されていないどころか、食器すら使われず手づかみで食事をしていたといいます。これが近世になるとナイフとフォークを使う作法が一般的となり、伝統的な高級宮廷料理「オートキュイジーヌ」が生まれました。今日のレストランやホテルで供されるコースメニューの高級料理の原型と言えます。その後フランス革命が勃発し、職を失った宮廷料理人が地方へと流出して自らの店をもったことで一般庶民にも広まり、さらにフランス料理は発展しました。
最後はトルコ料理です。中華料理、フランス料理に比べると日本ではややマイナーな印象ですが、伝統的な世界三大料理という定義がヨーロッパの歴史家や料理研究家によって決められたことからトルコ料理が入っています。おいしさそのものよりも、のちの料理文化にどのような影響を与えたかが重視されているのだそうです。
トルコの源流は14世紀から20世紀の初めまで地中海地域の半分以上を支配したオスマン帝国にさかのぼります。ヨーロッパと中央アジア、アフリカの要衝に位置するトルコでは、トルコ民族の伝統的な料理と各地方の料理がまじりあい、トルコ料理として独特の発展を遂げました。その影響はギリシャ料理、ブルガリア料理、モロッコ料理からハンガリー、ロシアにまで渡ったのだとか。
トルコ料理が世界三大料理とされるのも、納得ですね。
日本で食べられるトルコ料理と言えばケバブが有名です。逆に言うとケバブ以外のトルコ料理は日本国内ではどちらかというとマイナーで、専門店に行かなければ味わえないとも言えます。トルコを含めた地中海東部地域の料理は大変おいしいので、機会があればぜひ食べてみてください。

世界三大料理は、中華料理、フランス料理、残る一つはトルコ料理でした。
おいしさや知名度ではなく、歴史的な料理文化への影響度などから決められたという由来が意外でしたね。
トルコ料理に限らず、日本に暮らす外国人の祖国料理を食べられる飲食店は思うよりもたくさんあります。各国料理と検索するとヒットしやすいようです。
コロナ禍で海外旅行に行くのは難しい状況が続いていますが、各国料理は日本にいても食べられると考えると楽しく嬉しくなりますね。お口でこっそり海外旅行、ぜひワクワクドキドキの小さな旅を楽しんでみてください。