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注目を集める「ベランピング」のおすすめ料理をご紹介!

2021.07.05

ベランピングを気軽に始めよう

コロナ禍での外出自粛が長期化するなか、「ベランピング」が注目を集めていることをご存知でしょうか。ベランピングは、「ベランダ」と「グランピング」を掛け合わせた言葉です。ベランダで手軽にアウトドア気分を楽しむというもので、SNSなどでも話題になっています。

では、ベランピングはどのように始めれば良いのでしょうか。

まず、「手軽に始めたい」という場合には、ベンチとテーブルを用意しましょう。キャンプに使うような折り畳み式のものであれば、使用しない時はかさばらずに収納できて便利です。

次に用意したいのは、ベランピングの雰囲気を演出する植物や人工芝、陽射しを遮るサンシェードやテントなどです。まとめて全部揃えてもいいですが、少しずつ買い足していき、自分らしい空間を作ってみてはいかがでしょうか。

ベランピングのおすすめ料理

ベランピングの大きな魅力は、おいしい料理をゆっくりと楽しめること。キャンプ場でみんなと作った料理は格別の味わいですが、ベランピングの料理はそれに通じるものがあります。しかも、ベランピングの場合は室内の調理器具などを使うこともできるので、キャンプ場より手軽に料理を作ることができます。

ベランピングの料理を考える時のポイントは、「ベランダでの調理がシンプルであるかどうか」。ベランダでの調理は慣れていないことが多く、複雑な調理工程に気を取られていると、ゆっくりと過ごすことができません。材料を切ったり下味を漬けたりという準備は事前にしておいて、「ベランダでは焼くだけ」という状態になっていると良いでしょう。

このポイントを踏まえて、ベランピングのおすすめ料理をご紹介しましょう。

・ホイル焼き
肉や魚介類、野菜を刻んだものをホイルに予め包んでおき、ホットプレートなどで焼きます。具材の組み合わせや味付けを変えれば、いろいろな料理が楽しめます。ホイルを開ける瞬間も楽しみのひとつで、子どもにも好評間違いなしです。

・ホットサンド
パンにソーセージや卵、野菜、チーズなどを挟み、香ばしく焼いてホットサンドを作ってみましょう。ホットサンドメーカーがあると、とても手軽に作ることができます。バナナなどの果物を挟めば、デザートやおやつにもぴったりの一品になります。

・グリルチキン
下味をしっかりと漬けた鶏肉を、ゆっくりと焼いて作るグリルチキン。ヨーグルトやスパイスと一緒に漬け込めば、タンドリーチキンを作ることもできます。

昨今話題のグランピング。気軽に作れそうな料理とともに、自宅でゆったりとした時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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NEW 2021.07.28

和風・洋風・中華「だし」の違い

食事に温かいスープがついていると嬉しいものですよね。たとえ具がほとんど入っていなくても、お澄ましやコンソメスープなどだしが効いた汁物はとても心を満足させてくれます。 だしは汁物に限らず、料理の基本です。今回はそんな「だし」についてもっと詳しく知ってみましょう。 <だしの基礎知識> そもそも「だし」とは、魚介や肉・野菜などをつけたり煮出したりした、うま味成分や香りのある汁のことを言います。味の基本である「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「うま味」のうちの一つである「うま味」を引き出すことに特化した汁と言えるでしょう。 このうま味はグルタミン酸(植物に多い成分)やイノシン酸(動物に多い成分)によってもたらされます。 だしのすごいところは、これらのアミノ酸を単独ではなく複合して使っているところです。うま味は足し算ではなく掛け算され、相乗効果により飛躍的に伸びます。 使われる食材や調理法が異なっていても、この相乗効果を狙うのは世界共通。栄養素や味覚についての科学的な研究が行われる前から、人々はおいしさの掛け算を体で知っていたのかもしれませんね。 <和洋中における違い> 和風だしは昆布とかつお節の組み合わせた、キレのあるすっきりとしたうま味のだしです。短時間で作れますが保存性が悪く、味の劣化が早いという特徴があります。 一方、洋風だしは玉ねぎやにんじん、セロリと骨付きの肉や魚介を組み合わせた、濃厚なゼラチン質のうま味が特徴のだしです。和風だしと違って作るのに長時間かかりますが保存性は良いです。調理の直前にだしをとるというよりは、事前にまとめてだしをとり、調理ごとに取り分けて使うイメージですね。 中華だしはネギやショウガなどの香味野菜と鶏ガラや豚肉を組み合わせた、深いコクとうま味が特徴のだしです。中華料理では「湯(タン)」と呼ばれており、上湯(シャンタン)や白湯(パイタン)といった語を目にしたことがあるかもしれませんね。 ちなみに白湯は白濁したスープですが、これは強い火力でぼこぼこと泡が出るくらい煮立てると泡が破裂する際の音波で水と油が乳化するので白濁スープになるのだとか。日本ではラーメンのベースとなる豚骨スープとしてもお馴染みです。 <掛け算をさらに掛け算してみる> うま味に幅があるほど料理はおいしく感じられます。 キレはあっても厚みに欠ける和風だしとキレはないが重厚な厚みがある洋風だし。最近では洋食に和風だしを合わせるレシピも多くありますが、その狙いは旨みの幅を広げることにあります。 種類の違うだしをかけ合わせることでうま味は増しますので、既成概念にとらわれず隠し味に使ってみましょう。思いもかけないおいしさと出会えるかもしれませんね。
和風・洋風・中華「だし」の違い
NEW 2021.07.26

目にも舌にも嬉しいエディブルフラワー

コロナ禍でふさぎこみがちな気分を少しでも上向けるためでしょうか、自宅に生花を飾る人が増えているそうです。花のサブスクリプションもとても人気が出てきているのだとか。 花はその豊かな色彩、華やかな香りで疲弊した心を慰め、癒してくれることが科学的にも証明されています。 そんな花をただ鑑賞するだけでなく、もっと全身で楽しみたいと思いませんか。文字通り「味わい尽くす」ことができるのが、エディブルフラワー(食用花)です。 <エディブルフラワーの基礎知識> 瑞々しい生野菜のサラダは緑が目に鮮やかで、それだけでも充分ごちそうです。ではそのサラダにカラフルな花が一輪二輪、さらにはほどけた花びらが散らしてあればどうでしょうか。見て楽しむイメージの強い花が、目の前の料理に添えられている。しかも花ごと食べられるのです。分厚いステーキを食べるときとも洒落たケーキを楽しむときともまた一味違う、独特の幸福感に包まれそうですよね。 エディブルフラワーとは、農林水産省のガイドラインに基づいて「食用」として低農薬・無農薬で栽培された花です。花屋で売られている鑑賞用の花は農薬や鮮度保持剤が使われている恐れがあるので食べられません。また食用ですので、いくら見た目が美しくても毒性があるものはエディブルフラワーに適しません。花に毒?と感じられるかもしれませんが、スイセンやアジサイ、キキョウなどには毒性があります。 では具体的にはどのような花がエディブルフラワーとなるのでしょうか。 日本で古くから食べられている食用菊、菜の花もエディブルフラワーです。スーパーでは野菜として売られているブロッコリーやカリフラワー、フキノトウは花のつぼみですので、これも広義のエディブルフラワーと言えますね。そのほか、ナスタチウム、ナデシコ、パンジーやバラなど鑑賞用のイメージが強い花もエディブルフラワーとして流通しています。 <エディブルフラワーの楽しみ方> エディブルフラワーの華やかな色合いをダイレクトに楽しむには、生のまま料理に彩を添えて使うのがおすすめです。サラダにトッピングするほか、ケーキなどスイーツの皿に散らすだけで、とても「映え」る写真を撮ることができます。 ただし生のままでは上手に保存してもその美しさを保てるのは1週間ほど。保存性を高めるにはひと手間加えると良いですね。ドライフラワーにすれば紅茶に入れて楽しめますし、砂糖漬けにすればスイーツの材料などに活用できます。 <自家製エディブルフラワーにチャレンジ> コロナ禍ということもあり、おうち時間を充実させたいと感じている人は少なくありません。そこでおすすめなのが、エディブルフラワーの自家栽培です。 ポイントは「食用花」として売られている種や苗を使うこと。あとは一般的な花を育てるのと同様、プランターなどでも栽培できます。ただし農薬はできるだけ避け、害虫対策には酢を使った予防剤など使うようにしましょう。 花を育てること自体に癒し効果がありますが、加えて収穫した花で食卓を華やかに彩り、心にも身体にも栄養を補給できるのです。 特に自家栽培であれば、気負わず普段の食事にも気軽にエディブルフラワーを取り入れられます。花の持つ癒しの力をぜひ心ゆくまで体感してみてくださいね。
目にも舌にも嬉しいエディブルフラワー
NEW 2021.07.21

唐辛子はどこまで辛くなる?

唐辛子は中南米を原産とする、ナス科トウガラシ属の植物です。ピーマン、シシトウ、パプリカなど辛みがほとんどない甘味種もありますが、「唐辛子」と聞いて思い浮かぶのは辛みのある香辛料のイメージが一般的でしょう。 今回はこの唐辛子の辛さに注目して、レポートをお伝えします。 <辛さの単位「スコヴィル値」> トウガラシの辛さのもとはカプサイシンです。カプサイシンが辛み受容体の神経末端を刺激することで辛みを感じますが、実は辛みは味覚ではなく痛覚の一種なのだとか。 アメリカの薬剤師であったウィルバー・スコヴィルは1912年にカプサイシンによる辛さの測定方法を考案しました。カプサイシンを含む唐辛子エキスを砂糖水で薄め、辛みを感じなくなるまでの希釈倍率で辛さ度合を表そうとしたのです。考案者にちなみ、スコヴィル値と呼ばれています。 辛くないピーマンのスコヴィル値は0、一方で激辛唐辛子の代表ともいえるハバネロではスコヴィル値は30万とも言われています。 開発当初は実際に検査官が官能検査を行って測定していましたが、人の舌に頼ることから主観も入ってしまい、不明瞭な点もありました。そこで近年では高速液体クロマトグラフィーで解析したカプサイシンの量をスコヴィル値に換算する方法がとられています。 <より辛い唐辛子を求めて> 日本ではお馴染みの鷹の爪は、スコヴィル値が5万程度です。これでも充分辛いわけですが、世界にはさらに辛い唐辛子も多種存在しています。 スナック菓子などで激辛ブームの火付け役となったハバネロは中南米の料理には欠かせない香辛料。このハバネロのスコヴィル値は30万程度です。 2007年、100万スコヴィル値でギネス認定されたのがブート・ジョロキア。原産地は北インド・バングラディシュで、現地では煮物の味付けやサルサソースなどに使われています。 2011年にはブッチ・テイラーがオーストラリアでスコヴィル値146万のトリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーを発見し、ギネス記録を塗り替えました。あまりの激辛ぶりに調理には防護服が必要なのだそうです。 2013年にはスコヴィル値157万でキャロライナ・リーパーがギネス記録に認定されました。栽培したのはアメリカの唐辛子関連会社経営のエド・カーリー。辛みには個体差もあり、高いものでは220万スコヴィル値に達するものもあるのだとか。食用には適さないほどの刺激があり、素手で触ると危険と言われています。 2017年にはイギリスで248万スコヴィル値のドラゴンズ・ブレスが開発され、ギネス記録を更新しました。あまりの刺激のため、食用よりも麻酔薬などに利用する研究が進められているのだそうです。 ギネス記録には認定されていませんが、その後もさらなる激辛唐辛子が開発されています。 キャロライナ・リーパーを開発したエド・カーリーが10年の歳月をかけてスコヴィル値318万というペッパー・Xを生み出しました。ここまでくるともはや生食すれば死につながる可能性もあるほどで、その辛みは想像するのも難しいですね。 激辛唐辛子の世界ランク上位はおいしく食べられる範囲を超えていますが、何事も究極を追求したくなるのは人間の性(さが)でしょうか。この先もさらに辛い唐辛子の開発競争は進んでいくと考えられます。次はどんな激辛唐辛子が開発されるのか、目が離せません。
唐辛子はどこまで辛くなる?
NEW 2021.07.19

コロナ禍の心まで慰める? ローマ名物「マリトッツォ」とは

2021年になって大注目のスイーツ、「マリトッツォ」。ころんとした丸いデニッシュにたっぷりのクリームが入ったその姿はシンプルかつダイナミックでインパクトも充分。目にも舌にも嬉しく、その人気は急上昇を続けています。 タピオカ以来の大トレンドとも言われており、全国のベーカリー、カフェをはじめとしてホテルやコンビニエンスストアでも販売されるマリトッツォに迫ります。   <起源はローマ時代> 古代ローマ時代、ハチミツとドライフルーツを使ったパンが一般的に食べられていたそうです。現在のようにクリームははさまれていませんでしたが、大きく栄養満点で持ち運びしやすい食事だったこのパンがマリトッツォのルーツと言われています。 中世になると、食事用から一歩進んでスイーツに近い甘いパンになったと考えられています。パンの大きさは小さくなり、ナッツやドライフルーツがふんだんに使われていたそうです。特にキリスト教で四旬節と呼ばれるイースター前に肉を控えて粗食にする期間にも食べることができたので、さらに普及したのだとか。 イタリアでもアドリア海側のマルケ州では現在でもクリームを挟まないローマ時代の面影を残すマリトッツォが食べられています。南イタリアのプーリア州では生地を編み込んだような形、そしてローマでは小さな丸いパンの間にたっぷりのクリームを挟んだマリトッツォが知られています。 現在日本でブームになっているのは、ローマ版マリトッツォというわけですね。   <ブームの背景にはコロナ禍も?> インスタグラムで「#マリトッツォ」と検索すると7万件ほどもヒットします。シンプルにクリームがはさんであるもの、美しくフルーツを飾り付けたものなどどれも写真映えしていて見飽きません。 なぜ2021年という年にマリトッツォがブームとなったのか。 その背景にはコロナ禍に少し慣れ、しかし密を避け必要以上に人と交わらずマスク生活を続けなければならない人々の疲れ、閉塞感があるのではないかと考えられます。 かわいらしく食欲をそそるそのフォルムを見て癒され、クリームと甘いデニッシュを嚙み締めその甘味に癒され、食べ終わればその満腹感になんだか安心するという一連の流れは、単に流行りものを食べている以上の満足をもたらしていると感じませんか。 ストレートに甘く口の中でとろけるクリームパンを無心で頬張るそのときだけはコロナ禍を一瞬忘れ、幸せの波に身を任せていると言ったら言い過ぎでしょうか。 テイクアウトしやすく、店ごとに様々なラインナップが揃うマリトッツォがコロナ禍にブームになったのは偶然ではないように感じるのです。 もちろん飲食店の苦境、経済活動の落ち込みがすべてマリトッツォで挽回できるわけではありませんが、見栄えのする食べ物が大ブームとなること自体が明るい話題として歓迎されているのは間違いありません。 ワクチン接種も始まりましたが、コロナ禍の終息までにはまだもう少し時間がかかりそうな気配です。マリトッツォは息の長いブームになるのか、それとも定着するのか。今後とも注目していきます。
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