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目にも舌にも嬉しいエディブルフラワー

2021.07.26

コロナ禍でふさぎこみがちな気分を少しでも上向けるためでしょうか、自宅に生花を飾る人が増えているそうです。花のサブスクリプションもとても人気が出てきているのだとか。
花はその豊かな色彩、華やかな香りで疲弊した心を慰め、癒してくれることが科学的にも証明されています。
そんな花をただ鑑賞するだけでなく、もっと全身で楽しみたいと思いませんか。文字通り「味わい尽くす」ことができるのが、エディブルフラワー(食用花)です。

<エディブルフラワーの基礎知識>
瑞々しい生野菜のサラダは緑が目に鮮やかで、それだけでも充分ごちそうです。ではそのサラダにカラフルな花が一輪二輪、さらにはほどけた花びらが散らしてあればどうでしょうか。見て楽しむイメージの強い花が、目の前の料理に添えられている。しかも花ごと食べられるのです。分厚いステーキを食べるときとも洒落たケーキを楽しむときともまた一味違う、独特の幸福感に包まれそうですよね。
エディブルフラワーとは、農林水産省のガイドラインに基づいて「食用」として低農薬・無農薬で栽培された花です。花屋で売られている鑑賞用の花は農薬や鮮度保持剤が使われている恐れがあるので食べられません。また食用ですので、いくら見た目が美しくても毒性があるものはエディブルフラワーに適しません。花に毒?と感じられるかもしれませんが、スイセンやアジサイ、キキョウなどには毒性があります。
では具体的にはどのような花がエディブルフラワーとなるのでしょうか。
日本で古くから食べられている食用菊、菜の花もエディブルフラワーです。スーパーでは野菜として売られているブロッコリーやカリフラワー、フキノトウは花のつぼみですので、これも広義のエディブルフラワーと言えますね。そのほか、ナスタチウム、ナデシコ、パンジーやバラなど鑑賞用のイメージが強い花もエディブルフラワーとして流通しています。

<エディブルフラワーの楽しみ方>
エディブルフラワーの華やかな色合いをダイレクトに楽しむには、生のまま料理に彩を添えて使うのがおすすめです。サラダにトッピングするほか、ケーキなどスイーツの皿に散らすだけで、とても「映え」る写真を撮ることができます。
ただし生のままでは上手に保存してもその美しさを保てるのは1週間ほど。保存性を高めるにはひと手間加えると良いですね。ドライフラワーにすれば紅茶に入れて楽しめますし、砂糖漬けにすればスイーツの材料などに活用できます。

<自家製エディブルフラワーにチャレンジ>
コロナ禍ということもあり、おうち時間を充実させたいと感じている人は少なくありません。そこでおすすめなのが、エディブルフラワーの自家栽培です。
ポイントは「食用花」として売られている種や苗を使うこと。あとは一般的な花を育てるのと同様、プランターなどでも栽培できます。ただし農薬はできるだけ避け、害虫対策には酢を使った予防剤など使うようにしましょう。
花を育てること自体に癒し効果がありますが、加えて収穫した花で食卓を華やかに彩り、心にも身体にも栄養を補給できるのです。
特に自家栽培であれば、気負わず普段の食事にも気軽にエディブルフラワーを取り入れられます。花の持つ癒しの力をぜひ心ゆくまで体感してみてくださいね。

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海外で話題の「プラネタリー・ヘルス・ダイエット」とは 持続可能な環境を保っていくためには、多方面からのアプローチが必要です。昨今いろいろな取り組みが行われていますが、私たちが身近にできることのひとつが「食事を見直す」ことではないでしょうか。そこで今回は、海外で最近話題になっている「プラネタリー・ヘルス・ダイエット」について紹介したいと思います。 プラネタリー・ヘルス・ダイエットを一言でいえば、肉食を減らして、野菜や果物中心の食事にすること。これまでのダイエット方法は人間に対するものでしたが、ここでは人間を含む地球全体の健康を保つことを目的としています。 このダイエット法は、持続可能な食糧システムを実現するための方法として、2019年に世界16カ国の研究者が発表したガイドライン。日本ではまだあまり知られていませんが、海外ではとても注目されています。 プラネタリー・ヘルス・ダイエットの実践方法 プラネタリー・ヘルス・ダイエットと聞くと、「難しそう」「厳しい食事制限があるのでは」と思う人も多いでしょう。でも、そんなことはありません。たとえば「1日のエネルギーは2500キロカロリー」と設定されており、摂取カロリーを減らすというものではないのです。 プラネタリー・ヘルス・ダイエットの基本は、動物性食品や砂糖などの摂取を減らし、植物由来の全粒穀物や豆類、果物、野菜を増やすことです。一日の食事のおよそ半分は、野菜や果物、キノコ類からとることを推奨しています。 「一日あたりどの食材をどのくらい食べられるのか」という具体的な目安も、発表されています。たとえば、1日あたりの肉類の摂取量は、赤身肉が14g、鶏肉などの白身肉が29gとなっています。この基準量は「肉が大好き」という人にとっては、少し大変だと感じるかもしれません。でも全く食べられないわけではないので、上手に工夫すれば肉料理を楽しむこともできます。たとえば、肉や脂質の摂取量が多くなりがちな洋食から、野菜や穀物がベースの和食に切り替えるだけでも十分に達成できそうです。 ある研究によれば、プラネタリー・ヘルス・ダイエットの実践により、不健康な食事により引き起こされる病気の患者を大幅に減らすことができるといわれています。人の健康にも地球にもやさしい食事法として、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。
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アップサイクル食品はフードロス削減の強力な一手となるか

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2021年食のトレンドはどうなる?ホールフーズの予測を解説!

ホールフーズ「食のトレンド予測」とは 食品業界では新しい食材や料理、食にまつわる言葉が、毎年どんどん登場しています。そんな状況において次の流行を予想する「食のトレンド予測」をご存知でしょうか。アメリカを中心に店舗展開をするオーガニックスーパー「ホールフーズ」が発表しているもので、2020年で6回目になります。 この予測を検討しているのは、バイヤーを含む50人以上の食の専門家で構成されるメンバーたちです。詳しい予測内容は追って紹介しますが、2021年の予測では、新型コロナウィルスによる暮らしの変化が如実に表れています。たとえば、健康や美容に関する食品への意識がこれまで以上に高まっています。これは、外出自粛などにより自炊をする機会が増えたことも大きく関わっています。 2021年の食のトレンドはどうなる? では具体的に、2021年の食のトレンド予測を見ていきましょう。上位10位までにランクインしているもののなかから、いくつかピックアップして紹介します。 ・心身を健やかにしてくれるもの 近年スーパーフードや出汁スープ(ボーンブロススープ)など、健康効果に注目した食品や料理が人気を集めています。サプリメントと食品の垣根があいまいになりつつありますが、2021年はその動きがさらに加速するでしょう。 ・充実した朝食のために 新型コロナウィルスの影響により、自炊をする人が大幅に増えました。週末や夜だけでなく、普段の朝ごはんに注目する人が増加しています。こうした状況をうけて、オーガニックのパンケーキミックス粉や植物性のソーセージなど、簡単に作れて体にもやさしい朝食用の食材のニーズが高まっていくでしょう。 ・ベビーフードも進化中 小さな子ども向けのベビーフードもどんどん進化しています。たとえば、紫色のにんじんやオメガ3が豊富に含まれるブラックスシードを使った商品なども登場しています。 ・アップサイクル商品 アップサイクル商品とは、廃棄されがちな野菜や果物の皮・茎などを使った商品のこと。元の商品よりも付加価値が高く魅力的なものが多いという点で、これまでの「リサイクル」とは異なります。たとえば、ビールの生産後の大麦や小麦を使った栄養補助バーなどの販売も始まっています。 ・ひよこ豆も人気 植物性タンパク質や食物繊維を豊富に含むひよこ豆。ひよこ豆を使った豆腐や粉、シリアル、パスタなども登場しています。カリフラワーに続く人気食材となるのでは?と予測されています。 食のトレンド予測は、アメリカでは多くのメディアの注目を集めています。この予測を吟味して、ビジネス展開に活かしてみてはいかがでしょうか。
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