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ビタミンCの王様アセロラの嬉しい栄養成分

2021.08.30

ビタミンCは元気で健康的な生活を送るために欠かせない重要な栄養素です。厚生労働省によれば、ビタミンC欠乏症(壊血病)を回避するためには1日当たり10mg、心臓血管系の疾病予防・有効な抗酸化作用を期待するためには83.4mgが必要だとされており、推奨量は成人男女で100mg/日が提示されています。

欠乏症になるほどではなくても、ビタミンCが不足していると疲労感や肌荒れ、不眠、歯ぐきからの出血などの影響が出ることがあります。

そこで、ビタミンCの王様とも呼ばれるアセロラについてご紹介しましょう。

<傷みやすいので加工食品としておなじみ>

アセロラというと「ジュースでは見かけるけど生の果実では見たことがない」という印象を持つ人が多いようです。確かに、生のアセロラは生産地以外では販売されていません。

というのも、アセロラの実は大変デリケートなのです。熟成するとすぐに傷んでしまうため、加工食品として利用されることがほとんどとなっています。なんと収穫後数時間で皮から発酵が始まり、2日後には変色してしまうのだとか。スーパーで売られていないのが納得できますね。

ちなみにこのアセロラ、花も実もかわいいので海外では盆栽としても人気があります。盆栽でも実をつけますので、アセロラを生で食べてみたければ家庭栽培にチャレンジするのも一手です。

<スーパーフードランキングの上位常連>

アセロラはスーパーフードとしても注目されています。

最近ではスーパーフード協会発表の「2017S/S トレンド予測スーパーフードランキング」第1位、「2018年下半期ビューティースーパーフードランキング」で第6位、「2022食のトレンド予測 スーパーフードランキング」で2位と、スーパーフードランキングの上位常連と言っても過言ではありません。

その理由は何といっても突出したビタミンC含有量にあります。

アセロラに含まれるビタミンCはレモンの34倍とも言われています。上で述べた成人男女の推奨量100mgは生の果汁たったの10ccで摂れます。市販のアセロラドリンクでも1本で充分必要量を満たす商品もあるのです。

またアセロラの栄養成分はビタミンCだけにとどまりません。

高血圧の予防に効果的なカリウム、強い抗酸化作用を持つポリフェノール、「造血ビタミン」とも呼ばれる葉酸も豊富に含んでいます。

これらの栄養素が複合的に働き、老化や病気の予防や美肌などのさまざまな効果が期待できるとされているわけですね。

国内では唯一沖縄県でアセロラが栽培されています。糸満市、石垣市、本部町が主な産地です。コロナ禍が落ち着いたら、フレッシュなアセロラを求めて沖縄旅行に出かけてみるのも楽しそうですね。