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“ オーストラリア ”

2020.11.26

ラム肉が今ブームの理由とは。スパイスを使った美味しい簡単料理。

ラム肉が女性に人気の理由とは 美と健康に関心の高い女性たちの間では「ラム肉」がひそかなブームになっています。中国やモンゴルなどでは「女性のための肉」とも呼ばれる、ラム肉。一昔前までは「匂いがある」「クセが強い」などの理由から敬遠されていましたが、最近では食べやすくて鮮度の良いラム肉を扱う飲食店なども増え、スーパーなどでもよく見かけるようになりました。 お肉のなかでも、特にラム肉は鉄分を多く含むのが特徴です。また、動脈硬化を予防する効果が期待される「n-3系脂肪酸(オメガ3)」や、脂肪の燃焼を促進する働きが期待される「L-カルニチン」なども豊富に含まれています。ヘルシーなお肉と言えば、鶏ささみ肉や鶏むね肉を思い浮かべる方も多いと思いますが、ラム肉は美と健康を保つのに欠かせない食材と言えそうですね。 ちなみにラム肉とは、生後1年未満の羊肉のことです。1年以上経過したものは「マトン」と呼ばれています。年齢が上がるにつれて羊肉の独特の風味が強くなると言われており、そうした意味でも、ラム肉はクセがほとんどなく食べやすいとされています。 ラム肉とスパイスを使った、簡単料理 ラム肉は、香味野菜やハーブ、スパイスなどの香りのよい食材との相性が抜群です。ラム肉を扱う飲食店などでは、スパイスをたっぷり使った「薬膳鍋」や「カレー」なども人気を集めています。ここでは、家庭でも手軽に作れる簡単料理をご紹介したいと思います。 まず試していただきたいのが、「ラム肉の生姜焼き」。通常は豚肉を使って作りますが、使用するお肉をラム肉に置き換えてみましょう。生姜のピリリとした辛味は、ラム肉にもよく合います。生姜だけでなく、にんにくを加えても美味しいです。他にも、チンジャオロースや餃子など、普段の家庭料理にラム肉を使うのもおすすめです。 羊肉の骨付き肉「ラムチョップ」が手に入ったら、シンプルに焼いてみてくださいね。美味しい自然塩をぱらりと振って、クミンやパクチー、レモンなどの香りのよい食材を添えると、ラム肉の風味がより一層引き立ちます。骨が付いているので、他の部位に比べて固くなりにくく、ジューシーに仕上がります。 美と健康に良いだけでなく、簡単においしい料理が作れるラム肉。スーパーなどで見つけたら、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。
ラム肉が今ブームの理由とは。スパイスを使った美味しい簡単料理。
2020.11.02

一匙のハチミツの力に驚き!マヌカハニーの実力とは

ニュージーランド原産の高級ハチミツ「マヌカハニー」をご存じですか。 マヌカはフトモモ科の常緑低木で、1年のうちたった1か月だけ白い可憐な花を咲かせます。その花から集められたハチミツがマヌカハニーです。 高い殺菌・抗菌作用を持つと言われ、コロナ禍という情勢も相まって大人気のマヌカハニー。 その実力に迫ります。 マヌカハニーの機能性 そもそも、ハチミツには過酸化水素という殺菌成分が含まれています。過酸化水素と言うよりもオキシドールと言った方が分かりやすいかもしれません。 古くからハチミツの殺菌作用は知られており、古代エジプト人はミイラ作りの防腐剤としてハチミツを使っていたのだそう。 マヌカハニーにはそういった一般的なハチミツ以上に効能があり、抗菌作用をもたらす何らかの物質が含まれていると考えられました。しかしその物質を特定することができず、便宜的に「UMF(Unique Manuka Factor)」と呼んでいたのです。訳すと「マヌカに特異的な因子」という意味ですね。 2008年、ついにドイツのトーマス・ヘンレ博士が、このUMFがメチルグリオキサール(MGO:Methylglyoxal)であることを突き止めました。 このMGOの働きにより、マヌカハニー特有の機能にピロリ菌や大腸菌の抑制があるのではないかと言われています。その他にも、整腸作用、口内環境の改善や風邪症状の緩和のほか、外用では傷口の炎症緩和などに効果的であることが経験的に知られています。 購入するなら正規品がおすすめ マヌカハニーはその希少性から大変高値で取引されるため、全世界のマヌカハニーの取引量は年間生産量の数倍にもなるのだとか。残念ながら模倣品や混ぜ物をした粗悪品も多く出回っているのが現状です。 模倣品や粗悪品を購入しないためには、買おうとする商品にUMFやMGOの数値が示されているかどうかを確認するのが大切です。 UMF、MGOなどはニュージーランド政府が認定した正規の規格ですので、これらがついているマヌカハニーならば、安心して購入してよいと言えそうです。 数値に伴って、作用が強いほど価格も高くなりますので、予算と数値でどうバランスをとるかを慎重に検討したいところですね。 残留農薬は心配ない? 先ごろ、ニュージーランドにおいてマヌカハニー製品からグリホサートという発がん性が疑われている農薬成分が検出されたという報道がありました。 グリホサートとは日本でも一般的に広く使われている除草剤の成分です。日本人の尿を検査したら多くの人からグリホサートが検出されるという話もあるほど。 しかしここで注意したいのは、「検出」という言葉だけではそれが危険かどうかはわからないということです。 高濃度では毒性があるものも、低濃度であれば無害であるのが化学物質における「用量作用関係」の通例であり、グリホサートにも当てはまります。 今回のニュージーランドの報告書でも、市販品で基準値を上回ったものはないことが結果づけられています。 農薬=悪のイメージを持つ方も多いかもしれませんが、その農薬のおかげで今日の農作物供給が維持されている現実から目をそらすことはできません。 マヌカハニーの販売店ではこの報道のあと、扱っている商品ではグリホサート検出の心配がない旨のお知らせが相次ぎました。健康被害の心配はないとはいえ、やはり「検出」というだけでも消費者が衝撃を受けてしまうという現実がここからも見て取れます。 マヌカハニーは食品でありながら、さまざまな健康効果が期待できると言われています。 偽物や粗悪品を避けて、信頼できる販売店から正規品を購入したいものですね。 食べるだけでなく、傷の手当てにも使えるマヌカハニー。一家に一瓶あれば心強そうです。
一匙のハチミツの力に驚き!マヌカハニーの実力とは
2019.12.16

オーストラリア発のポップ&ナチュラルな「ブルーフード」とは?

自然由来の、真っ青フード。 渋谷の「スーパーアイスクレマリー」でビビットな青色のアイスが発売されました。今までの食の常識では考えられないような鮮烈なブルーですが、他の店舗でも飲み物やデザートに次々と登場しています。 この「スーパーアイスクレマリー」で使われているビビットなブルーは主に湖に自生する単細胞微藻類の「スピルリナ」を着色料として使用したものになります。スピルリナは以前から健康食品として認知されていましたが、着色料として使用され始めたのはここ最近からになります。他の素材もオーガニックかつ残留農薬量が少ない素材を使用していて非常にヘルシーです。 他にも原宿のポップアップショップの「モルフォン」ではタイ原産でマメ科の多年草バタフライビー(チョウマメ)専門店ができて、このバタフライビーで着色したフードやドリンクを楽しむことができます。店内も可愛く装飾されていて食べると舌が青くなるドーナツは今後どんどん流行っていく可能性を秘めています。バタフライビーもスピルリナ同様に植物由来のもので、アントシアニンを豊富に含んでいて抗酸化作用があり、眼精疲労をやわらげるなどとも言われています。妊娠中の方や生理中の方には適さないとも言われているので摂取しすぎには注意してください。 これらの「ブルーフード」の発祥はオーストラリアのメルボリンと言われています。ベジタリアンやビーガンの方にも人気となっていて、今後日本でもトレンドの波に乗れるのか注目していきたいところですね。インスタ映えも期待できること合わせて、化学合成の着色料ではなく、植物由来の着色料といった点も評価されやすいポイントになるかと思います。 メインのご飯が「ブルー」といのは少し食欲を減少させられてしまいそうですが、エンタメ性あるデザートや飲み物であれば抵抗感もあまりなく一度はチャレンジしたいという若い人は多いでしょう。これまでの食の固定観念を打ち崩す「ブルーフード」に今後も注目していきたいです。
オーストラリア発のポップ&ナチュラルな「ブルーフード」とは?

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NEW 2021.06.14

食文化を活用して地域ブランティング! 福井県小浜市の事例を解説

食文化を活用した地域活性化とは 少子高齢化や核家族化、人口減少などの社会を取り巻く変化により、古くから続いてきた地域のコミュニティが失われつつあります。大都市と地方での地域間格差が深刻化し、過疎化が進んでいる地域もたくさんあります。 こうした状況を受けて「地域活性化」「地域おこし」という言葉を昨今よく聞くようになりましたが、そのなかで地元の食文化を活用した取り組みが注目を集めていることをご存知でしょうか。 地域の食文化には、その土地に伝わる郷土料理などもあります。例えば、郷土料理は、観光客にとって魅力的なものであるだけでなく、「地域らしさ」を表現していく上でも有効です。郷土料理を上手に生かして、地域のブランディングにつなげている事例もあります。 農林水産省では「日本食文化ナビ」という冊子を制作し、ホームページで公開しています。食文化を活用した地域活性化に関心のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。 (参考:https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/vitalization/) 福井県小浜市の事例「食のまちづくり」 食文化を生かして地域づくり・まちづくりを進めている成功事例のひとつに、福井県小浜市が挙げられます。小浜市は飛鳥~奈良時代から続く「御食国」という伝統的な食文化を持っており、自然環境や食材にも恵まれた地域です。 平成13年9月に「小浜市食のまちづくり条例」を制定し、翌年から施行。「地産地消」や「身土不二」という視点を大切にしながら、子どもから大人まで幅広い世代を対象に、ライフステージに合わせて食を学ぶことができる仕組みづくりも行っています。例えば、保育園・幼稚園を対象にした食育事業も実施しています。 また、食のまちづくりを実際に体験できる「街並みと食の館(たて)」という施設もスタート。この施設は、地域活性化を目指して伝統的な建造物を再生したものです。この他、「御食国シンボルロゴマーク」制定や「御食国大使」による広報活動、食のガイドブックの制作などにも取り組んでいます。 小浜市では、こうした一連の取り組みを通して、さまざまな主体が連携して、食のまちづくりを推進しています。食や食文化をテーマにしたまちづくりの方法として、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
食文化を活用して地域ブランティング! 福井県小浜市の事例を解説
NEW 2021.06.09

有機農業の未来とは?農林水産省の発表「農地の25%まで拡大」の概要を説明!

農林水産省が発表した、有機農業の新戦略案 2021年3月5日、農林水産省が発表した有機農業の新戦略案が話題になっています。その内容とは「2050年までに、有機農業の農地を100万ヘクタールまで拡大する」というもの。面積だけを聞いてもピンと来ない方も多いかもしれませんが、この数字は国内の農地の約25%にあたります。 ちなみに2018年時点では、有機農業の農地は2万3700ヘクタール程度であり、国内の農地の約0.5%にとどまっています。つまり、今回の新戦略は、2050年までに40倍以上に増やすという目標です。 この新戦略と並行して、2050年までに農薬の使用率を5割、化学肥料の使用率を3割減らすことも目指しています。それに伴い、農業従事者のフォローアップや、病気などに強い品種の開発、AIを活用した技術力アップにも力を注ぐ予定です。 こうした一連の技術開発に関しては、補助金による支援も検討されています。この他、有機農産物を取り扱う食品会社などへの税制面での優遇など、関連法律の整備や税制改正なども2022年度を目途に進める予定です。 有機農業の拡大を進める背景とは 有機農業の定義は「有機農業の推進に関する法律」により定められています。この法律によれば、有機農業とは「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しない」「遺伝子組み換え技術を利用しない」「農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減する」ものとされています。 有機農業は、化学肥料や農薬を使用する従来の農業に比べて、環境への負荷が少ないことが分かっています。例えば、温室効果ガスの排出量を減らし、地域の自然環境を守ることにもつながります。今回の新戦略は、国内外での環境意識の高まりに応じたものとも言えそうです。 また、新戦略の背景には、米国やEUなどを中心に世界中での有機農産物の需要が高まりも関係しています。日本においても、有機農産物やその加工食品の生産量を増やすことで、農産物の輸出を強化することができるでしょう。 具体的な進め方など政策については、農林水産省で検討を行い、2021年5月頃に決定されるとのこと。今後もその動向に注目していきたいですね!
有機農業の未来とは?農林水産省の発表「農地の25%まで拡大」の概要を説明!
NEW 2021.06.07

インドカレーと欧風カレーって何が違うの?

「カレー」と言っても、その種類はさまざま! 子どもから大人まで幅広い年代から人気を集める「カレー」。カレーと一口に言っても、さまざまな種類があります。例えば、日本の「カレーライス」を取り上げてみましょう。具材は、ジャガイモやにんじん、玉ねぎなどの野菜に肉を加えたものが多く、どこか懐かしいお母さんの味を連想する方も多いかもしれません。 また、エスニック料理が好きな方の間で好まれている「グリーンカレー」は、タイカレーの一種です。材料には、レモングラスや唐辛子などのスパイスとココナッツミルク、ナンプラーなどが使われており、何とも言えない爽やかな辛味が特徴です。 いろいろなカレーを味わってみたいという方は、「カレーの街」としても有名な東京の神保町へ足を運んでみましょう。カレーライスやタイカレーなど各国のカレー店が軒を連ねており、たくさんの種類を楽しむことができます。 インドカレーと欧風カレーの違いとは? 数あるカレーのなかでも多くの支持を集めているのが、インドカレーと欧風カレー。では、その違いはどんなところにあるのでしょうか。今回は、知っているようで知らない「インドカレーと欧風カレーの違い」について3点ご紹介します! まず、両者の大きな違いは「発祥地」です。その名前の通り、インドカレーはインド、欧風カレーはヨーロッパに由来します。 インドでは、地域ごとにいろいろなカレーの種類があり、使用する具材やスパイスも異なっています。インド南部で使われているタミル語「カリ」が変化して、「カレー」と呼ばれるようになったという説があります。インドでカレーを食べた外国人が「インドカレー」と名付けたことがその由来ともされています。 また、欧風カレーという名前は、日本人が名付けたものとされています。一般的には、スパイスとバターなどの風味を生かしたまろやかなカレーのことを欧風カレーと呼ぶことが多いようです。。 次に、「トロミの付け方」の違いが挙げられます。欧風カレーは小麦粉とバターなどを使いますが、インドカレーは小麦を使わずに作るのが基本です。欧風カレーはまろやかですが、インドカレーはサラサラとしたものも多いです。 最後の違いは、何と言っても「味わい」です。インドカレーでは多種多様なスパイスを使用するため、スパイスが好きな方に好まれる傾向があります。それに対して、欧風カレーは、野菜や肉などの素材から出る旨味を生かして、スパイスは抑えめにして仕上げることも多いです。そのため欧風カレーは、スパイスが苦手な方や子どもにも好まれています。 幅広い世代に人気のカレー。まずはインドカレーと欧風カレーの違いを理解して、自分の好みのカレーを見つけたいですね!
インドカレーと欧風カレーって何が違うの?
NEW 2021.06.02

乳酸菌入りの漬物ってキムチだけ? 日本の伝統食にも含まれていた!

キムチに含まれる乳酸菌とは 乳酸菌を含む食べ物と聞くと、ヨーグルトを思い浮かべる方も多いかもしれません。でも実は、韓国生まれの漬物「キムチ」にたくさんの乳酸菌が含まれていることをご存知でしょうか。 キムチは、アミエビや野菜を乳酸発酵させることで作られます。いろんな食材が乳酸発酵することにより、独特の旨味が生まれます。キムチを手作りすると、時間が経過するにつれて酸味と旨味が増していきますが、これも乳酸発酵している証拠です。 乳酸菌の健康効果や腸への影響は各方面から注目されており、「腸活」という言葉も人気を集めています。韓国には肌の美しい女性が多いことで知られていますが、一説には「キムチを毎日のように食べて乳酸菌を摂取しているから」とも言われています。 日本の伝統食「ぬか漬け」は乳酸菌の宝庫! 乳酸菌を含む漬物は、キムチだけではありません。日本の伝統食であるぬか漬けにも、乳酸菌が豊富に含まれています。 ぬか漬けは、米ぬかと塩などを混ぜて熟成した「ぬか床」に野菜を漬け込んだもの。乳酸菌だけでなく、酵母や微生物などが混じり合い、独自の味わいを生み出しています。 ぬか漬けと聞くと「匂いが気になる」「管理が難しそう」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。最近はぬか漬けが手軽に作れる「ぬか漬けキット」なども登場しており、匂いを気にしないでぬか漬けを手軽に楽しむことができます。 ぬか漬けキットにもいろいろな種類がありますが、一人暮らしにもおすすめの小さいタイプや冷蔵庫で保存できるタイプなどもあり、若い世代にも人気を集めています。 ぬか漬けは私も大好きですが、旬の野菜を切って漬け込むだけで、翌日には野菜が美味しく大変身!手間をかけずに身体にやさしい一品ができあがるので、忙しい人にもおすすめです。 乳酸菌の健康効果を引き出す食べ方 キムチやぬか漬けの乳酸菌の健康効果を期待するなら、ぜひ意識したい食べ方のポイントが2点あります。ひとつ目は、「毎日続けて食べること」。乳酸菌に限ったことではありませんが、継続して摂取することが大切です。 ふたつ目は、「(加熱しないで)生のまま食べること」です。乳酸菌は熱に弱いという特徴があるため、加熱しないでそのまま食べるようにしましょう。 キムチやぬか漬けを美味しく食べて乳酸菌を摂取し、身体の内側から健やかに過ごしたいですね!
乳酸菌入りの漬物ってキムチだけ? 日本の伝統食にも含まれていた!
NEW 2021.05.31

日本だけじゃない!世界各地でも親しまれる「魚醤」とは

四方を海に囲まれた島国、日本。豊かな海産資源に恵まれ、平安時代の昔から生の魚を塩で漬け込み発酵させた魚醤文化が発展してきました。 その後時代が進むにつれて大豆醬油が台頭し、単に醤油と言えば大豆醤油を指すようになりましたが、魚醤油である魚醤には独特の強いうま味があり、一度味わえばやみつきになるとも。 今回はそんな魚醤について、世界にも目を広げてレポートします。 日本の魚醤 秋田のしょっつる、能登のいしる、香川のいかなご醤油で日本三大魚醤と呼ばれています。 しょっつるはハタハタやイワシを原料としており、秋田の郷土料理「しょっつる鍋」に欠かせない調味料です。特にハタハタで作られたしょっつるは臭みが少なく味の良い品だそうですが、イワシやコウナゴで作られたものもそれぞれに特徴があっておいしいものです。 いしるは作られる地域により原料や呼び名が異なり、輪島市や珠洲市で作られるイワシやサバなどの青魚を原料にしたものが「いしる」、能登町で作られるイカの内臓を使ったものは「いしり」と呼ばれます。うま味のもととなるアミノ酸が非常に多く含まれているので、料理の隠し味として使うと味が底上げされる実力を持ちます。 いかなご醤油はその名の通りイカナゴが原料です。そもそも魚醤は大豆醤油に比べてかなりしょっぱいのですが、いかなご醤油は他の魚醤と比べてもさらに塩分が高く30%近くもあるのだとか。1960年ころに一度は衰退し生産が途絶えましたが、1998年には関係者の努力により生産が再開されました。 世界の魚醤 タイのナンプラー、ベトナムのニョクマム、中国のユールーなど、世界にも多くの魚醤があります。特に東南アジアでは雨季に大漁となる小魚の保存食として、魚醤が発展してきました。強い塩気と強烈なうま味が、米と野菜が中心の食卓に豊かな味わいをもたらしてきたことは間違いないでしょう。 ヨーロッパでは古代ローマにおいてガルムと呼ばれるアンチョビ(カタクチイワシ)を使った魚醤が日常的に使われていたそうです。ローマ帝国の滅亡とともに衰退したとされますが、その流れをくむコラトゥーラという魚醤が現在でもイタリア南部で作られています。 これだけではなく、世界には数えきれないほどの種類の魚醤があります。ケチャップやウスターソースも、もともとは魚醤が入った調味料なのだそうです。 エスニック料理の流行などもあり、身近なスーパーでも世界の魚醤を気軽に買えるようになりました。 生魚を塩漬けして発酵させる、という作り方は共通しているのに、それぞれに異なる特徴を持つ魚醤。色は薄いものが多いですが塩分が強いので、大豆醤油の代わりに使うとしょっぱすぎる可能性があります。 まずはほんの少量の隠し味から使ってみてください。好きな人にはたまらない独特の生臭さは、加熱調理することで薄れてうま味が残ります。煮物や炒め物がおすすめです。
日本だけじゃない!世界各地でも親しまれる「魚醤」とは